肌荒れしやすい赤ちゃんや敏感肌の大人まで使えるベビーローション。肌がさらさらになるものや新生児にも使用可能なもの、高保湿・無香料・オーガニック成分配合・着色料無添加など特徴や効果もさまざま。
この記事では成分、使いやすさ、肌への負担、保湿力に注目してベビーローション8つを厳選。
ベビーオイルとセットで使うことで得られるメリットと併せてご紹介していきます。
目次
ベビーローションの保湿力は?
ベビーローションとは、赤ちゃんに塗る化粧水や乳液などのスキンケアアイテム。体や顔だけではなく、頭皮の保湿にも使えるのが特徴。さっぱりとした塗り心地が多く1年中使えるアイテムです。
対してべビ―オイルは、ベビーローションが肌に水分を与えるのに対して、ベビーオイルは肌の水分が蒸発するのを防ぐものになります。
ベビーローションは高い保水力をもち、肌の深部まで浸透しますが、保湿を長い時間キープすることは出来ないタイプが少なくありません。ベビーローションの性質を補うために、ベビーオイルなどで肌の水分にふたをしてあげると、本来の保湿力を発揮してくれます。
ベビーローションで肌の内側を保湿し、ベビーオイルで肌の外側を油分で水分の蒸発を防ぐ。それぞれ特性を活かかし、肌に負担をかけることなく保湿できます。2つともベビースキンケア製品なので、肌に刺激になるような成分が入っていることが少なく、安心して使うことができます。
ベビーローションの選び方
ベビーローションは化粧水のようにシャバシャバとした質感から、乳液やクリームに近いとろみのある液体があります。乳白色の液体が多く、ミルクローション・ミルキーローションの名称で販売しています。
肌荒れが気になる場合は医薬部外品・薬用を検討しましょう
ベビーローションは、化粧品と医薬部外品の2種類に分けられます。
医薬部外品には厚生労働省が効果・効能を認めた有効成分が含まれていて、化粧品には含まれていません。
赤ちゃんの肌は繊細でデリケート。肌荒れが気になる場合や予防として「あせも」や「ニキビ」などを防ぐ有効成分を配合した、医薬部外品・薬用タイプのベビーローションがおすすめです。
グリチルリチン酸ジカリウムやアラントインが代表的な抗炎症成分です。また、ヘパリン類似物質は抗炎症だけではなく高い保湿効果も。
ワンシーズンで使い切りやすいミニサイズがおすすめ
開封後は空気に触れたり、雑菌が入ったりすることで、どうしてもベビーローションが劣化してしまいます。劣化したベビーローションを肌に塗ると、赤みやかゆみなどの炎症を起こしてしまう可能性があるので注意してくださいね。
赤ちゃんのみ使う場合はミニサイズ、家族で使い消費が早い場合ならビッグサイズに分けるのがおススメです。
うるおい効果が高いおすすめベビーローション
使用感・料金・成分を比較。特に【使いやすさ】を重視し、厳選したベビーローションをご紹介します。
持田ヘルスケア 『スキナベーブ 』
- 内容量:200ml
- 配合:グリチルリチン酸2K、植物性油性成分、アミノセラミド
- 無香料
- 分類:医薬部外品
スキナベーブは沐浴剤として非常に優秀。さらにミルキーローションタイプも優秀です。肌への負担がすくなく、敏感肌の刺激となる成分がほぼありません。
肌荒れを予防する有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウム。植物性油性成分やアミノセラミドが繊細な赤ちゃんの肌にしっとりと潤い、肌をまもります。
沐浴タイプは湯上りにローションが不要なので、必要ならベビーオイルをさっと重ねるだけでOKなのでお手軽です。
Amazonなどでも手に入りますが、ミルキーローションは通常販売が少なく、公式ECサイトでの定期購入がオススメ。
Pigeon 『ベビーミルクローション』
出典:Amazon
- 内容量:120g/300g/600g
- 配合:セラミド、グリチルリチン酸2K、パルミチン酸エチルヘキシル、ワセリン
- 無香料
- 分類:化粧品
しっとりとした乳液タイプのベビーローション。赤ちゃんの胎脂に近い保湿成分を配合し、ヒアルロン酸やアミノ酸も配合しており、伸びがよく、しっとりすべすべな使用感が特徴。
「ベビーミルクローション うるおいプラス」もあり、シアバターが配合され保湿力がさらに高いタイプです。
環境にやさしい大容量600gの紙パックタイプがあり、使い終わったら畳んで燃やせるゴミに捨てれます。
伸びがよく嫌なべたつきはありません。大人のスキンケアにも最適。家族全員で使えます。
ママフィ 『潤いミルキーローション』
出典:Amazon
- 内容量:150ml/350ml
- 配合:MC キトサン、ホホバオイル、セラミドやNMFなどの保湿成分を93%配合
- 無香料
- 分類:化粧品
赤ちゃんの未来をまもる「予防スキンケア」の考えに基づいてつくられています。
赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の半分ほどしかなく、角質細胞がふぞろいで「バリア機能」がとても未熟。天然由来の保護膜であるキトバリアを作り、肌のバリア機能を高め ることで、外的刺激から肌を守ります。
アレルギーテストやパッチテスト、小児科医による乳幼児試験済み。弱酸性、無添加処方で敏感肌の方にもオススメ。さらっとべたつかずに使える潤い乳液タイプ。
ママフィの製品はすべて、衛生管理基準HACCPや医薬品GMPをクリアした、高い基準をクリアした国内工場で製造しています。
丹平製薬『アトピタ 保湿全身ミルキィローション』
出典:Amazon
- 内容量:120ml/300ml/詰め替え250ml
- 配合:グリチルリチン酸2K、アラントイン、グリセリン,ホホバ種子油,スクワラン,マカデミア種子油、ヨモギ葉エキス
- 無香料
- 分類:化粧品
肌のカサカサや乾燥によるかゆみが気になる赤ちゃんに適した、保湿力の高い乳液タイプのベビーローション。
デリケートな肌を刺激や乾燥から守り、しっとりと保湿するグリチルリチン酸2K・アラントインなどの肌荒れを予防する成分が含まれている。乳児湿疹・かさつく湿疹にお困りの方でべたつきがなく、伸びがいいものならアトピタがオススメ。
敏感肌の刺激となるカプリリルグリコール・尿素が含まれているため敏感肌が強い方は少量からお試し下さい。
熊野油脂『シャイビー ベビーローション』
出典:Amazon
- 内容量:300ml/480ml
- 配合:ヒアルロン酸Na、オリーブ果実油
- 無香料
- 分類:化粧品
敏感肌に刺激となりうる成分はほとんど入っていません。
ややベタつきはありますが、肌への保湿力が非常に高いローション。お肌と同じ弱酸性なのでデリケートな肌にも毎日優しくケアできます。
肌荒れを防ぐ効果がある成分は入っていないので、敏感肌や乾燥肌をシンプルに保湿するものと考えると優秀。安くてしっかりと保湿できるもの、コスパ重視の方向け。
ECサイトでは頻繁に在庫切れになるので、見かけたら買うべきベビーローションです。
Vaseline(ヴァセリン) アドバンスドリペア ボディローション
出典:Amazon
- 内容量:200ml/400ml
- 配合:グリセリン,パルミチン酸イソプロピル、ジメチコン、
- 無香料
- 分類:化粧品
敏感肌の人や赤ちゃんに刺激となりうる成分もほとんど見当たらず、肌に優しく、ほとんど香りがないため赤ちゃんにも使いやすい。
肌の角質層までうるおいを浸透させられるのが特徴。非常に高い保湿力を持つ反面、重めの乳液やバームに近い質感のため、完全に乾くまで5~10分と時間がかかりやすい。
その分乾燥肌の方には非常にオススメ。バームや白色ワセリンを使っているの比べると、乾燥後の質感がさらっとします。
イシュア メディベビー 薬用保湿ローション
出典:Amazon
- 内容量:150ml
- 配合:グリチルリチン酸ジカリウム,ヘパリン類似物質、L-アラニン・L-セリン・グリシン
- 無香料
- 分類:医薬部外品
肌がしっかりと潤いさっぱりとした使用感と保湿力で汗をかきやすい時期にオススメ。化粧水ならではの、しっとりさらさら感を持ち合わせた薬用保湿ローション。
肌に優しい成分が豊富で、肌荒れ・あせも・にきびを予防する「甘草由来有効成分」と肌に潤いを与える角層ケアとなるアミノ酸も含有。
子供はもちろんだが、それ以上に敏感肌の大人に嬉しい化粧水。大人の化粧水よりも断然いい効果をもたらしてくれます。乾燥・敏感肌にぜひお試し下さい。
株式会社SOLIA アロベビーミルクローション
出典:Amazon
- 内容量150ml/380ml
- 配合: シアバター, ホホバオイル、グリセリン, 植物エキス、100%天然由来成分
- やさしいオーガニックアロマの香り
- 分類:化粧品
少し価格は高めですが、厳選した成分を配合した国産オーガニックの保湿成分をぜいたくに配合しています。
保湿成分として、ホホバ種子油、シア脂、オリーブ油、ヒマワリ種子油を配合。無香料、無着色、ノンアルコールなど全8つの無添加で、肌が敏感な新生児ケアにも使えます。
世界的なオーガニック基準のエコサート認証も取得。 99%天然由来成分で肌に非常に優しい。
使い心地はベタベタしなくてさらっと心地よいです。ボトルの最後が出づらいのが欠点。
ベビーローションは質感や成分で上手に保湿
赤ちゃんと家族の肌を乾燥から守る
大切な赤ちゃんの肌に使うベビーローションは、基本肌に優しい成分で出来ています。
ベビーローションは大人が使用しても全く問題はありません。むしろ余計な成分が入っていないため敏感肌や乾燥肌の方はもちろん、化粧の下地、紫外線を浴びた肌の保湿と鎮静。活躍の幅が広く、使っていない方にはぜひ試してもらいたいです。
薬用タイプ、添加物フリー、天然成分を多く配合したものなどいろいろな商品があるので、肌の状態に適したものを家族で選ぶのもいいでしょう。
ベビーローションを家族で使うときや全身にたっぷり塗る場合には、手軽に使えるポンプタイプを選ぶと良いと思います。さらにお得な詰め替えやビッグサイズも最近は多いので、お気に入りの製品があれば調べてみましょう。
使用期限と保存方法
ベビーローションは防腐剤など刺激成分を使用していないものが多く、添加物が少ない分、開封したらできるだけ早めに使い切るようにしましょう。
品質の劣化を防ぐためには、直射日光・高温多湿・気温の変化が激しい場所での保管は避けてください。特に容器のふたが開いたままにすると、ローションが酸化してしまい、ローションが変質、効果が下がることもありますので気をつけて保管しましょう。
使用前の注意点は?
ベビーローションに「低刺激」「添加物フリー」などの記載があっても、肌トラブルが全く起きないとはかぎりません。
まずは目立ちづらい部位でパッチテストをおこないましょう。万が一、赤み・かゆみなどの気になる症状が出るようであれば使用を止めて、できるだけ早く病院に相談してください。安易な自己判断は禁物です。
ベビーローションの効果を高めるには?
ベビーローションとベビーオイル、ワセリン、バームなどと併用して使うことで非常に効果が高まります。
相乗効果で保湿力が高まった状態の持続時間が伸びるのでオススメです。
注意として、タイプによってべたつきが残ることがあるので、気になるところにはベビーパウダーを使い、仕上がりをさらっとしてあげるとなお良いでしょう。
とくに乾燥が強い時期に行うと、衣類にべたつきが付着するのを防いでくれるので有効です。
また、併用せず1つスキンケアで保湿ケアを済ませたい場合では、ボディミルク・ミルクローション・ミルキーローションが適しています。
全身に使う場合ローションよりも量が必要になりますが、保湿ケアが1つで済むため大幅な時短に繋がります。肌の乾燥具合や相性で選んであげましょう。
ミルクローションタイプなら保湿ケアが簡単
大人が保湿ケアを大切にするように、赤ちゃんにもしっかりとした保湿ケアを継続していくことが大事。
赤ちゃんの肌はバリア機能がまだまだ未熟。乾燥は肌トラブルを招きやすくなるので注意が必要です。
小さな頃からしっかりとスキンケアを行うことで、大きく成長してからも肌がキレイな上、肌トラブルが起こりづらい肌になります。
肌が弱く、赤くなってしまうなど変化が出やすいのであれば、低刺激なものを使い様子を見る。または皮膚科など病院で相談するなど気をつけましょう。
保湿ケアを効率よくできるミルクローションタイプなどを上手に使い、家族の肌を守りましょう。
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