Panasonicドラム式洗濯乾燥機『U11』排水エラーを自力で直した件

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我が家のPanasonic製洗濯乾燥機、NA-SVX880Lから『U11』排水エラーコードが鳴りました

U11エラーはたびたび鳴ることがあるので、こちらも慣れてしまい「またか」と思い、洗濯乾燥機に向かいました。

購入から5年間、双子の子供たちが出す大量の洗濯物を、まるでブラック企業のごとく毎日働いていた我が家の洗濯乾燥機はついに壊れたのか、今回はいつものU11エラーと様子が違って掃除をしても直りません。

すすぎと脱水モードが永遠とループし、排水もできずにディスプレイも残り時間をループを繰り返すばかり。

この記事は、諦めが悪い筆者が悪戦苦闘しつつ、なんとか洗濯機を自力で修理した経緯をまとめたものです。

洗濯機に限らず、家電を自力で修理することは自己責任となります。
万が一故障や元に戻せなくなってしまった場合などはメーカー保証外になる場合があります。
ご自分で修理する際はご了承ください。

U11エラーの原因は【排水管の詰まり】

結論を先に言うと、原因は洗濯機本体の故障ではなく、排水溝の中にある家の外に汚水を出す排水管の詰まりでした。

『U系統』のは排水系のトラブルは、基本的にはユーザーがマニュアルを見て対処できるエラーになっています。

そのため洗濯機本体に原因があるのではないかと疑いました。しかし、本体の内側や排水パイプには問題がなく、結局のところ問題は排水溝側の『排水管』にありました。

髪の毛や洗剤カス、子供の服から出た砂や泥などで詰まっていたのが原因でした

今回の原因は排水管が原因であったのにかかわらず、幸か不幸か排水溝から水が床上まで溢れなかったため、原因に気付くのが遅くなりました。

普段から洗濯乾燥機の排水フィルターの掃除や、Panasonicの「ドラム式洗濯用洗濯槽クリーナー」を使って掃除はしていたのにもかかわらず、今回詰まりがでてしまいました。

ちなみにPanasonic専用の「ドラム式洗濯用洗濯槽クリーナー」

市販で販売されている重曹、オキシクリーン、酸素系クリーナー、塩素系クリーナーなどでは取れない汚れ(洗濯カス、カビ、ニオイなど)がキレイにバッチリ取れますのでオススメです。

最終的に自力で排水管を掃除して解決しましたが、なかなかスムーズにはいかず大変でした。

すが、大量の洗濯物をコインランドリーで毎日洗うのは現実的ではなかったので、業者が来る前になんとか出来ないかと調べては試してみました

『U11』排水エラーコードが出たらまずは掃除

排水エラーの対処の基本は掃除。

他に「U12ドアロック異常」「U23洗剤の自動投入エラー」などがあります。

洗濯内部の詰まりやほこりの除去をすれば改善することがほとんどです。

  • 排水ホースが折れ曲がった先でゴミが詰まりを除去。
  • 排水フィルターに溜まっているいたゴミを除去。
  • 排水溝のふたを外し、排水トラップの掃除。
  • ドアまわりのパッキンに詰まったゴミの掃除。

あくまで基本は掃除。

近年の洗濯機は構造上掃除が難しくなっているので、よりコマメな手入れが重要になっています。特に乾燥機付きの洗濯機はホコリが溜まる・詰まりやすいので、掃除をサボると大変なことに

今回は全て行っていましたが、改善は見られませんでした。

フロントパネルを開けて内側を掃除してみる

諦めきれず洗濯機の内側を掃除することに。

※真似する場合は自己責任でお願いします。

我が家の洗濯機NA-SVX880Lの場合、外すネジは排水フィルターの上下2ヵ所とパネル下部の2ヵ所。

パネルを外すとコントロールユニットがあるので、それも二か所ネジを外します。

ユニットは完全には外れないので、手前横にずらす感じになります。

パイプの中から排水が出る可能性があるので、下にタオルなどを敷きましょう。

パイプなど可能な場所は全て外して掃除

基本パイプは全て外せるので、締め付け金具をゆるめながら外していきます。接着されている場所もありますが、剝がせるので外して掃除します。壊れないように気をつけて下さい。

洗濯機がすすぎになると動いて排水経路を開く装置

手始めに〇で囲んである装置から始めました。ここに使い捨てマスクなども詰まることもあるようなので、U11が出たらチェックしましょう。

左の動く側を引っ張って外し、右側の部分を奥側に回すと簡単に外れます。

ここは多少ゴミがあったものの、原因解消にはならず。

排水フィルターへの合流装置

次に先ほどの排水装置の右側に色々とパイプが繋がる排水フィルターへの合流装置があります。

こちらも外せるパイプを外して掃除しましたが、特に問題はなし。

こちらの合流装置。調べていくと洗剤や柔軟剤のカスなどで詰まりやすいらしく、えぐい汚れが詰まるみたいなので、定期的に掃除した方が良いと思います。

一番奥の太いパイプ

おそらく排水で一番メインの太いパイプ。

ここに汚れ・靴下・ハンカチ・汚れが詰まることが一番多いらしいです。

正直ここが本命だろうなと、狭い場所にあるので苦戦しながらも外して、期待しながら覗くと!

まさかの何もなし。

マスクやほこりが出てくるかな~、と期待していたんですが何もなく。

完全に外して損でした。

その後パイプを全て戻しながら、パイプや水道管掃除用のブラシで掃除しましたが、多少の汚れが取れるだけでした。

パイプは強く押すと穴があく可能性があるので、注意しながらブラシを差し込んでください。

ちなみに使用しているブラシは、ドラム式洗濯機の掃除や排水口掃除など細かいところの掃除にオススメです。

コジット 毛づまりごっそりパイプ職人スリム

Panasonicの修理業者に診てもらうことに

内側の掃除と点検が終わり、全て元に戻して試運転。

直ったのか早急に確認したかったので、脱水から始めて排水させます。

結果は・・・エラー。

お手上げで業者に連絡すると、タイミングよく来てもらえることに。

見てもらって1時間ほど。もう分解洗浄かなと思っていると、業者の方からまさかの言葉。

「洗濯機には異常はありません。原因はおそらく排水溝の水道管の詰まりです。」

まさかの排水溝。

「水道管の業者にお願いしてください」と修理業者さんは撤収。来てもらったのに申し訳ない。

水道管の詰まりを自力で取ってみる

水道管の業者さんに連絡する前に、自分でもやれるか、試しに排水溝を開けてレッツトライ。

まずは洗濯機のホースと繋がる排水溝のトラップとエルボを外して掃除。

排水管は穴が横にあり、目視ではあまり中が見えなかったので、先ほども登場したコジット毛づまりごっそりパイプ職人スリムさんに再度登場してもらいました。

するとまあ、取れる取れる。

洗剤カスで固まっているだろうゴミくずを、熱めのぬるま湯を少しずつ入れながらブラシを動かすとさらに取れました。それはもうお見せできない汚さ。

掃除の仕上げにパイプユニッシュ

お湯を徐々に流しても逆流することがなかったので、パイプが届かない場所はパイプユニッシュで仕上げることにしました。

排水管が繋がっているので、ついでに洗面所の排水管もパイプユニッシュ。これは洗面所に大量の熱湯を溜めて流すことで、充分な量のお湯を一気に流すことで、排水管にパイプユニッシュと汚れを残さずに流しきるためです。

パイプユニッシュの放置時間は守ろう

放置時間は15〜30分。長く放置する方が効くのではないか、と思う方もいると思います。

しかし、パイプユニッシュの液体と元々あった汚れやぬめりが固まりヘドロ化(悪化)してしまい、余計に詰まる原因になります

熱めのお湯を一気に流す!

洗面所の流しに溜めた熱湯、推定20リットルを栓を外して一気に流します。

取り切れないゴミくずやパイプユニッシュも全て流し去る!

無事に排水でき、詰まったり逆流することもありませんでした。

パイプユニッシュよりも強力な業務用洗剤

後日、パイプ詰まりを予防するため業者さんに聞いてみたところ、こちらが水回りではオススメだと聞いて購入しました。

和協産業 パイプ洗浄剤 ピーピースルーF 600g 業務用排水管洗浄剤

これひとつで、キッチン・お風呂・トイレ・洗面所など水回りのパイプの掃除ができます。

効果は抜群!!!

ただし、

  • ピーピースルー自体のニオイが凄い(流せば消えます)
  • 散布時に粉が舞うので、マスクや防護メガネ(ゴーグルなどでも可)
  • 業務用なので、用法用量は守ること
  • 使用時はできれば数時間放置が理想

この注意点を守ることができれば、快適な水回りが手に入ります!

定期的に使うと、つまり予防にも最適。業者さん曰く、1シーズンに1回でOKだそうです。

まとめ

排水溝と排水管の掃除後、無事に洗濯機も動き、排水もバッチリできました。

今回の「U11エラー」の原因は排水管の詰まりでした。

日頃のお手入れが大事ですね。見えない部分のお手入れもしっかりしなければいけないなと痛感しました。

内側のホコリや汚れはPanasonic専用の「ドラム式洗濯用洗濯槽クリーナー

排水パイプや排水管の汚れは「コジット 毛づまりごっそりパイプ職人スリム

排水溝と排水管は「パイプユニッシュ」か「パイプ洗浄剤 ピーピースルーF 600g 業務用排水管洗浄剤」を定期的にしようと思います。

 

注意

パイプユニッシュを洗濯槽クリーナーの代わりに使う方法もあるらしいですが、排水パイプや内部を痛める原因になることもあるそうなので止めましょう。

ゆとり

ゆとり

AGAを撲滅したい雑学大好き美容師。双子と末っ子の3兄弟の父。
AGAと薄毛ケアを中心に、子育て・暮らしの知識など、「髪と暮らしにゆとりと潤い」をテーマに、日々の暮らしを豊かにする情報を発信していきます。

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