双子の妊娠おめでとうございます!
これからの方も、出産された方もおめでとうございます!
このブログではあまり世間にはない、夫・ダンナ目線の双子妊娠から産後の帰宅までをブログにしました。
- 一卵性双子の妊娠
- 妊娠初期~中期の長いつわり
- 双胎間輸血症候群
- 妊娠後期の管理入院
- 出産後の双子はGCUへ(回復治療室)
- 産後帰宅
双子を授かってからの一連の流れで書いていきます。
双胎間輸血症候群などの詳しいお話は専門的な分野になるため、このブログでは詳しい説明はしません。書ける範囲で解説しますのでご了承ください。
これから双子を家族に迎える、誰かの参考になれば幸いです。
産後の情報ならこちらもオススメ
「ダンナさんは妊娠した奥さんに心から寄り添い、労わってください」
双子の妊娠に限らず、妊娠と出産は命がけ。
双子の妊娠は単児の妊娠と比べても、さらに身体にかかる負担とリスクが非常に高いと言われています。
出産まで常にトラブルや急変が起きる可能性があるので、産まれるまで絶対に無理をさせないでくださいね。
妊婦さん自身も絶対に無理はしないで、できれば夫や家族に「お姫様扱い」されるぐらい甘え上手になりましょう。
実際に産科の先生や助産師さんにも言われました。
それくらい双子の妊娠は大変なことなんだそうです。
ちなみに、
つわり、体力低下、集中力の低下は個人差が大きいことなので比較すること自体意味がありません。
- 「親・兄弟・知人の妻の妊娠はこうだった」
- 「双子がいるママさんは妊娠中でも動いてた」
- 「つわり中(妊娠中)でも、~さんは働いてたぞ」
- 「妊娠は病気じゃないから平気」
などは愚問です。
そんな方がいましたら、ぜひ産科医や助産婦さんに説教してもらいましょう。
目次
双子は「MM双胎」自然妊娠確率0.4%の奇跡
いきなり「MM双胎」ってなに?
と思いますよね。
簡単に言うと、仕切りのない子供部屋にいる兄弟です。
下の画像だと左の状態。
おかげさまでウチの双子たちは本当の意味で、産まれるときから一緒です。
双子と診断されたのも早めで、なんなら母子手帳もまだの時期でした。
我が家の双子は自然妊娠
父親側の家系に双子がいまして、そちらが影響したのかなと思います。
自然妊娠で一卵性双胎の双子を妊娠する確率はなんと約0.4%。
さらにMM双胎は一卵性双胎全体の約1%という低い確率で生まれるらしいです。
めっちゃレアなんですね、ウチの双子。
そこまでレアなのに、いまだ世にある「双子の神秘」というものはなにも起きていません。
片割れのケガを感じたり、ユニゾンしたりすることがほぼありません。普通の兄弟と変わりません。
つわりが長く終わりが見えなかった
つわりは個人差が強く、おそらく妊娠したママさん本人にしかしんどさは分からないと思います。
ウチの奥さんはもう、とてもつわりがひどくて、動くことも食べることも大変でした。
見てるこちらもしんどいのが伝わってきましたが、本人はそれ以上に大変だったと思います。
立ち仕事はもう無理だったので、ちょうど仕事を辞める時期が近く幸いでした。
つわり中でも動ける方はいると思いますが、個人差で全然変わりますので、奥さんの状態をしっかり見てくださいね。
ウチの妻はご飯もまともに食べれなかったので、みるみる痩せてしまいました。
つわり中で口にできたもの
- 南アルプス天然水(冷えてるもの)
- 三ツ矢サイダー(口に含むのみ)
- 果物のアメ(吐き気防止)
- イチゴ、パイナップル(つわり前期)
- メロン(つわり中期)
- 冷やし中華、納豆巻き、かっぱ巻き(つわり後期)
イチゴ・パイナップルは酸味で口周りが荒れてしまったため、途中から食べれなくなってしまいました。
メロンはカットしたものを食べてみたら大丈夫だったので買いましたが、時期が真冬の2月。
ま~、高い(笑)
1玉2,000円といまだに忘れられません。
今日は何玉買うの?
真冬に連日メロンを買う男は、店員さんに完全に顔を覚えられてしまいました。
南アルプス天然水と三ツ矢サイダーで吐き気防止
妊婦さんが吐き気がすると炭酸水で抑える。
そんな話を聞いたことがあったのですが、ウチの妻にも当てはまりました。
ただし、炭酸水は「三ツ矢サイダー」のみ!
他の炭酸水も試しましたが、まったく口に合いませんでした。
ミネラルウォーターも「南アルプス天然水」のみしか受け付けず、「いろはす」「クリスタルガイザー」などもアウト。
どちらも吐き気防止に飲んでいましたが、結局は出産までずっと愛飲していましたね。
- 味覚が変わる
- 酸っぱいものがほしくなる
- 限定的な食べ物にハマる
この2つはよくありますが、水の好みがはっきり出るのは珍しいのかな?
ただ南アルプス天然水はね、飲みやすくて美味しい。
オススメ!
突然の双胎間輸血症候群
1絨毛膜「MD双胎」「MM双胎」特有のリスク。
部屋(胎盤)が一緒なために起こる、胎児同士の血管がつながる循環バランスが崩れる現象です。
片方からもう1人にずっと輸血されているような状態になり、血液過多で心臓に負担がかかります。
血液を送る側は発育不全で小さくなるため、羊水も少なくなりやすい状態に。
詳しい説明は専門家ではありませんので省きますが、とても危険な状態です。
幸いにも我が家の双子は、宮城県立こども病院でお世話になり無事手術できました。
現在は元気過ぎてうるさいくらいで、後遺症もありません。
こども病院の先生にも感謝です。
ちなみに、
宮城県立こども病院の院長は、ドラマ「コウノトリ」の監修のひとりでもあります。
妊娠の後期は元気でも管理入院
双子妊娠の場合、多くは28〜30週から管理入院になります。
自宅での生活も、身体に負担がかかる時期に入ること。
双子は早産になりやすいこともあり、病院が管理入院をすすめています。
一般の病気の入院とは違い、産科は食事がマズいということは少ないみたいですが、妻が入院した病院はヘルシー志向なメニューが多かったそうです。
妻は物足りないと言ってましたね(笑)
問題ない程度の差し入れや売店での購入が唯一の楽しみだったようです。
退院後はまず最初に「味付けが濃いご飯が食べたい!」とすぐに外食に行きました。
帝王切開で双子出産。双子はGCUに入院
双子出産の約70%が帝王切開でいわれています。
自然分娩もできないわけではありませんが、
- 条件が多数あること
- 成功率が60〜70%
- 出産が長引きやすく、胎児に負担がかかりやすい
以上のことやリスクの面が多いことから、基本的には産科側からも帝王切開をすすめられます。
もちろん帝王切開にもリスクはありますが、母子の安全と術後を考慮すると、より確率の高い帝王切開になることが多いです。
我が家の双子は胎盤がひとつのMM双胎であるため、自然分娩ではへその緒が首に絡まるなどのリスクが多いことから帝王切開になりました。
手術は1時間ほどで終わり、子供たちは体重が2000gなかったためGCUで体重が安定するまで入院になりました。
NICUは未熟児やなにか治療が必要な子が入ります。対してGCUは状態が安定するまでいる回復期の場所になります。
特に黄疸などはありませんでしたが、ミルクを飲む補助のために管をつけるなど、体重とミルクを安定して飲めるまでの入院でした。
入院期間は大体2週間ほど。
先に妻は退院し、双子の退院は2人同時にできるように病院側が調整してくれました。
その間の妻はだいぶ筋肉が落ちたのでリハビリと、帝王切開のキズが痛むので療養するという、矛盾するW生活をすることに。
「痛むけど歩け」と、病院からとても素敵な指令を受けて自宅へ帰りました。
双子を迎えるまでの束の間の休息
今思うとこの期間は、その後の怒涛の子育てが始まる、嵐の前の静けさそのものでした。
好きなものを食べて、好きなように生活できるゴールデンタイム。
双子を産む方で同じように時間ができる、作れるようなら、悔いなく過ごして下さい!
特にママさんはどうしても忙しくなります。
どうしても子供のことが気になってしまって、自分のやりたいことは後回しになりがちに。
本当の自由時間をかみしめて下さい。
子連れでは入りづらいお店も今のうち!!
それと余裕をもって双子の準備ができるのも、このタイミングがラストチャンス!
買い忘れがないかチェック!
ダンナだけで準備する場合はこちらもオススメ
まとめ
双子の子育ては大変ですが、楽しみや嬉しいこともたくさんあります。
ママさんだけではなく、パパさんも授乳以外は全部できるはずなので、夫婦で協力して赤ちゃんを育てましょう。
そして家族や友人、行政サービスなど、頼れるものと使えるものはすべて使うこと!
頼れるサービスは有料ではありますが、意外とたくさんあります。
特に市や町でやっているサービスは相談しないと、意外と分からないサービスもあるので、ぜひ窓口や電話で相談してください。
夫側からの体験談でしたが、誰かの役にたったら嬉しいです。
そして、世のパパさんたちが当事者意識をもって、子育てをもっとしてくれることを願っております。