薄毛対策において、運動習慣はとても重要。
やらないといけないってわかってるんだけどね。
なかなかできてないかな。
ほとんどの方は、こう言います。
運動は誰しも大切だと理解しているけど、なかなかできていない。それは薄毛の方も同様だと思います。
ただ、薄毛の方は運動を『やらなければいけない』理由があります。それは頭皮や髪だけでなく、
「薄毛の方は普通の人に比べて、約5倍も心臓病になるリスクが高い」という事実。
参考元:頭頂脱毛の男性は心臓病リスクが高い – 保健指導リソースガイド
心臓病と薄毛には「血管に問題が生じている」という共通点があります。
薄毛は頭皮の血管の血行不良が一つの要因としてあり、栄養不足となって髪が細く、短くなって抜け毛につながります。
【血行】が重要なんです。
発毛を促すミノキシジルという科学的根拠のあるAGAの薬は、元々は血圧を下げる降圧剤で血管拡張薬として使われていました。副作用で発毛が認められ、発毛剤として生まれ変わっているのです。
つまり、血行の良さが大切だということ。薄毛の方は運動を継続して血行を改善しないとハゲてしまう事実に「やらんといかんなぁ〜」ではありません。
現に心臓病の方の多くは、継続した軽めの運動を取り入れることで改善することが多いのです。同様に血行が関連している薄毛も同様です。
目次
育毛体質へと変わるストレッチのちから
運動の中でも、より簡単でいつでもどこでもできる『ストレッチ』
そもそも、ストレッチって運動なのって思いませんでしたか?
運動といえばウォーキングやジョギング、スポーツなど体を比較的動かすものに思えますよね。
ストレッチもちゃんとした運動になります。
あまり動いていないように思えますが、ストレッチをやっているときは安静に座っている時の2.5倍の運動強度があり、ゆっくりと歩く動作と同じ程度の強度になります。
位置づけとしては普通のスピードで歩くよりも、少し軽い負荷での運動ということになります。
ストレッチは簡単にいつでもどこでも行えるのにも関わらずメリットが盛りだくさんです。薄毛対策としても非常に有効な運動にもなっているので、ぜひ毎日行ってほしい運動です。
ストレッチを侮ると育毛促進効果を失い、薄毛の改善に時間がかかってしまいます。
血行を高めるストレッチは身体の免疫力も高めてくれるので、健康力アップの下地作りにぴったり!
この記事をしっかり読んで実践することで、健康と髪の成長を促す血行の改善につながります。
ぜひ、しっかり読んで生活習慣に取り入れていきましょう。
薄毛対策におけるストレッチの大事な効果
薄毛対策におけるストレッチの効果を、厚生労働省のホームページ「e―ヘルスネット」から抜粋すると、主に以下の5つが挙げられます。
- 姿勢の改善
- 柔軟性の改善
- リラクセーション効果
- 筋温や体温を高める効果
- 副交感神経のはたらきを優位に変化させる
その中でも薄毛の方に大切なこと。
それは柔軟性の改善と体を温めること、さらに自律神経についてです。
1.血管の柔軟性を高めよう
ストレッチで柔軟性を改善すると、筋肉やこり固まった身体はもちろんのこと。
血管も伸張されやすくなり、動脈硬化など血管の柔軟性が影響するものに効果が期待されると言われています。
とくに前屈での柔軟性が高い方は動脈硬化度が低いことが分かっています。
ストレッチを行うことは頭皮に栄養を送るためだけでなく、血管の柔軟性にもつながります。
さらに、柔軟性を高めることで身体の老廃物を流すリンパもすっきりするので、ストレッチはいいこと尽くめです。
2.温活につながる
ストレッチを続けることで、身体のすみずみまで血が巡るようになります。
そのとき、同時に身体を温める「温活」をすることで血流がさらに高まり、頭皮や爪など栄養が届きづらいところまで送ることができます。
薄毛の方は冷え性の方が比較的多いです。
男性や女性も体を動かすことが減り筋肉量が減ることや、年齢や生活習慣に伴う自律神経の変化など、年齢を重ねるにつれ、無自覚に冷え性になっていることも。
体の冷えは様々な症状を生み出しますが、中でも薄毛の方にとって重要なのは、冷えは血行不全を生じさせ、髪や頭皮への栄養が届きづらくなってしまうことです。
そのため身体を温めて血行を改善することは、とても重要なことだと言えます。
3.リラックスを促す副交感神経が大事
自律神経には、興奮したときにはたらく交感神経、リラックスしているときには副交感神経が働くようになっています。
両者はシーソーのように、どちらかが優位になると片方がお休みになる仕組みになっています。
リラクセーション効果のあるストレッチは自律神経の優位を副交感神経へと変化させる作用があります。薄毛において大事なのは副交感神経を優位にすること。
なぜ、副交感神経を優位にすることが大切かというと、副交感神経の作用として血管を拡張し、全身の血行を良くする働きがあるからです。
それは頭皮に関しても同様で、いかに副交感神経を活性化できるかが、育毛のために非常に大事なポイントになります。
冷え性や薄毛の改善ベースは「血流」
髪を生やすためには血液によって栄養が運ばれ、毛根に届いてはじめて元気な髪が生えるもの。
身体が冷えていると血管がちぢこまり、指先など末端は冷たいまま。逆に温まっていれば全身がぽかぽかして肌もピンクになります。
これらはすべて血流が関係しているのですが、血流を意識して薄毛対策を行っている人は非常に少ないことがほとんど。対策を行っていても、ほとんどが薬や漢方に盲信し、行っていたとしても表面的な対策ばかり。
冷え性と薄毛は「血流」と密接に関係しています。
血流が薄毛改善や冷え性に対して効果的であるのには理由があります。
薄毛の9割を占める男性脱毛症(いわゆるAGA)の治療で科学的根拠のある薬にミノキシジルという薬があります。
とても有名ですね。
この薬は血管を収縮させる筋肉に作用し、血管を緩めることで頭皮の血管を拡張させる作用で発毛を促します。
つまり、発毛や薄毛の改善には血行の改善が一番重要であるということ。
さらに血流で栄養を届ける優先度が低い場所は「身体が冷えている場所」と「身体の末端」です。
冷え性の方の多くは手足が冷え切っており、爪を見ると薄くなっていたり線が入っていたりと栄養不足になっていることが少なくありません。
だからこそ、生活習慣で血流の改善を図ることが、薄毛体質を整える本質であり、生活習慣における薄毛対策の根幹になります。
同じ理由で冷え性も改善できます。
まとめ|血流を高める生活改善が最優先
血流の改善に必要なことを結論から言うと、
それは、『生活習慣の改善』と『質の良い睡眠』の2つです。
参考記事はこちら。
簡単じゃんって思いましたか?
そうなんです。
簡単なんです。
しかし、意外と続かないところが難しいところ。
血流をしっかり保つためにも、生活習慣の見直しは非常に大事なのですが、続けられないということがポイントなんです。
人は病気やケガなど、必要に駆られないと続けることができません。
なので続けないと「頭がハゲ散らかして死ぬぞ」ぐらいの気持ちで続ける【強制力】をもたなければ、薄毛を改善することも難しいです。
ましてやAGAを発症してしまえば進行を止めることはできません。
そのとき、AGA治療薬を使うことになったときに「血流」というベースが整っていれば、すぐさま最大限の効果を発揮できます。
それほどまでに「血流」は大事なのです。
ぜひ『生活習慣の改善』と『質の良い睡眠』の2つを実行しているみてください。