お酢でシャンプーとリンスができるって知ってる?
殺菌・消臭・消炎効果で頭皮環境を良好にしてくれる効果があるんだって!
お酢はアミノ酸シャンプーのように髪や頭皮に優しい仕上がりですが、アミノ酸系のシャンプー&リンスに比べて頭皮に成分が残りづらく、肌のトラブルが少ないのが特徴です。
シャンプー、カラーやパーマでアルカリ性になってしまった頭皮や髪を弱酸性に近づけてくれます。
薄毛や育毛をする上で重要な【頭皮環境】を整える効果もあり、お酢のシャンプー&リンスは美容業界でも注目を集めています。
頭皮ケアならこちらも参考にどうぞ。
目次
お酢の力で育毛ケア
「酢」と一言でいっても、実は色々な種類があります。穀物酢なら米酢、玄米酢、黒酢、香酢、きび酢など。
原料は色々ありますが、どれにも酢酸(さくさん)やアミノ酸が含まれており、これが頭皮に良い影響を与えてくれるのです。
シャンプー&リンスで使用するお酢はかなり薄めたものがほとんど。自然派で頭皮ケアをしたい人にはうってつけのアイテムです。
薄毛や頭皮をケアしたい人、敏感肌の人は一度試してみてはいかがでしょうか。
① お酢のシャンプー&リンスが注目される理由
お酢のシャンプー流行している背景には、市販の製品でトラブルを起こす人が増えているということがあります。
以前はイメージだけで購入されていたシャンプーですが、さまざまな成分が入っている反面、かゆみの原因になったり、丁寧に洗っているのにべたつく、頭皮が乾燥してしまったりする原因になったりすることが多くなりました。
特に、高級アルコールを使用しているシャンプーでは、泡立ちがよく洗浄力が強いため頭皮の皮脂を取り過ぎてしまう危険性があります。
皮脂には保湿や殺菌作用があるため、失うことによって乾燥や肌荒れ、かゆみ、フケの原因となります。
肌が弱い方は荒れてしまうことも。
洗浄力をカバーするための保湿成分が、今度はかゆみを起こす原因になってしまう…、なんてことも少なくありません。
お酢に含まれている酢酸には、頭皮の汚れや毛穴につまった皮脂を取り除く作用があります。
お酢やお酢入りのシャンプーで髪を洗うことで、この酢酸が頭皮に刺激を与えることなく汚れをキレイに落とし、頭皮環境を非常に良くすることができます。
② お酢は頭皮改善と育毛に効果あり
酢リンスは石鹸シャンプー後の髪のキシキシ感をなくすのに使用したり、ヘアカラーやパーマでアルカリ性に傾いた髪や頭皮を弱酸性に戻す効果があります。
また、頭皮環境の改善にも効果があり、頭皮を柔らかくし血行を促進する効果もあると言われていて、これが抜け毛の予防、育毛に良い影響を与えると考えられています。
お酢のアミノ酸はキューティクルの成分でもあるので、枝毛や切れ毛などを落ち着かせる効果もあり、傷んだ髪もサラサラに導いてくれます。
酢リンスは1週間に1回程度がベスト!
お酢だけでシャンプーとリンス両方の役割をこなせる優れもの。
お酢が入っているシャンプーは特に出回っておらず、ほとんどが木酢か竹酢です。
お酢そのもので洗う場合、基本お酢とお湯が1:3が基本となります。
薄めることでお酢のニオイも緩和できます。
詳しい作り方は後部で記載します。
頭皮よりも髪をケアをしたい方は、リンスよりも流さないトリートメントがオススメ。お酢シャンプーやせっけんシャンプーとの相性がよく、竹酢液を使い髪がツルツルになります。
➂ お酢の力で薄毛&育毛ケア
育毛や薄毛に悩んでいる人にとって、お酢の力は一つの解決策になりえます。
お酢でシャンプー&リンスをすることで頭皮に与える影響は、主に頭皮環境の改善にあります。頭皮が健康になることで、髪の成長を促す環境が整い、結果として育毛薄毛の予防につながるわけです。
特に、お酢は頭皮の清潔を保ち、余分な皮脂や汚れを取り除く効果があります。
これにより毛穴が詰まるのを防ぎ、健康な髪が生えやすい環境を整えます。また、酢の酸性が頭皮のpHバランスを整えることで、白髪や薄毛に良い影響を与えます。
しかし、お酢がすべての白髪や薄毛の悩みを解決できるわけではありません。栄養不足やストレスなど、他の原因にも目を向けるようにしましょう。
④ お酢ではげるリスクはあるのか
お酢でケアを始めようと思ったら、気になるのが「はげるリスク」。
安心してください。適切に使用すれば、お酢のシャンプー&リンスが直接的に脱毛を引き起こすことはありません。
濃すぎると頭皮を刺激してしまう可能性があるので、水で十分に薄めて使いましょう。
お酢が頭皮に残ると、かゆみや刺激の原因になることがあります。
そして、お酢のシャンプー&リンスはすべての人に合うわけではないありません。
④ 自宅で簡単にできるお酢のリンスの作り方
自宅で簡単にできるお酢のシャンプー&リンスの作り方をご紹介します。
必要なのはお酢と水だけ。
お酢は、リンゴ酢や米酢など、自分の好みに合わせて選んでください。
リンゴ酢などの果実酢は香りが良く、お酢独特のニオイが少な目。米酢はややマイルドな使い心地です。
シャンプーの場合、お湯とお酢の比率は3:1。
リンスの場合、お湯とお酢の比率は10:1。
この時、お酢が強すぎると感じる場合は、さらに水で薄めて調整してください。
頭皮に刺激が強い場合、薄めてもOK!
お酢シャンプーのポイントは、最初の予洗をしっかり行うこと。
シャンプーのような洗浄成分はお酢にはありません。お湯でできるだけ汚れや皮脂を落としておかないと、酢シャンプーをしてもべたついてしまいます。
髪を洗う前のブラッシング、シャンプー前のお湯で流すときの予洗いで、汚れの7割は落ちると言われています。
- 38~40℃のお湯で髪と頭皮全体をしっかり湯シャンする。3分を目安に汚れをできるだけ洗い流す
- 大さじ1杯15mlのお酢を、シャンプーなら3倍に薄め、リンスなら10倍をお湯によく混ぜる
- ソースやドレッシングを入れるような容器に詰めに髪と頭皮にかけ、頭皮を数分マッサージする
- 髪にはやさしくなじませるようにする(揉んだりこすったりしない)
- 最後に【しっかり】洗い流す
使用後はかならず、しっかりとすすぎましょう。
容器は洗面器でも構いませんが、髪や頭皮にかけづらいので、100均などでかけやすい容器に詰め替えることをおすすめします。
お酢のシャンプーでは低刺激で頭皮を洗うことができ、酢リンスではヘアカラーやパーマで傷んでしまったキューティクルを自然な弱酸性に戻し、髪本来のさらさらとした手触りと輝きを感じることができるでしょう。
酢のニオイが苦手な方は、酢リンスあとに軽くコンディショナーを使うのもオススメ。
ニオイを抑えつつ、髪の保湿もできちゃいます。
⑤ お酢ケアの頻度と注意点
お酢ケアは毎日するよりも、週に1~2回が目安です。
毎日使ってしまうと、髪や頭皮にかえって負担をかける可能性があるので注意しましょう。
酢自体には殺菌作用がありますが、それを水で薄めたものは効力が弱くなっています。
そのため、作り置きはしないで使う前に作るようにしましょう。
お酢の中には砂糖や塩が入ったすし酢などがありますが、髪や頭皮がべたつく原因となるので使用しないでください。
香りとコスパでいいものなら果実酢であるリンゴ酢がおすすめ。フケにも効果があるといわれています。しかし、果実酢は穀物酢に比べるとアミノ酸が少なくなっています。
アミノ酸が最も多いのが黒酢、きび酢、もろみ酢で0.5%以上、米酢や玄米酢、バルサミコ酢は0.1~0.5%、穀物酢、リンゴ酢、ワインビネガーは0.1%以下になります。
タマノイのお酢は香りにクセがなく、お酢ケアにぴったりです。
安価で財布にも優しいので、どのお酢を使ったらいいか迷ったときには参考にしてください。
コスパを求めるなら穀物酢・米酢・リンゴ酢がおすすめ。
金額も安く、たっぷり使える方が効果が実感しやすいですよ。
⑥ 人によっては効果が出るまでに時間が掛かることも
お酢のケアは最初のうち、髪がぱさつく、サラサラ感が出ない、頭皮がかゆくなる、フケが多く出るといったことが起こることがあります。
これは、それまで使っていたシャンプーやトリートメントの成分で、髪や頭皮に付着していたものが離脱するためにおこります。
美容にいいとされる「炭酸」を使ったシャンプーなども、アルカリに偏った髪に使うと同じことが起こることも。
肌荒れ、ダメージの原因を除去してくれてるイメージです。
どうしても我慢できない場合、頭皮につかないように気をつけながら、薄くトリートメント剤やコンディショナーを使用しましょう。
その使うものは美容師さんなどに相談し、髪と頭皮に残らないタイプを使いましょう。
お酢と同じ弱酸性で、カラーやパーマによって髪がアルカリに寄ってしまうのを防いでくれます。お酢ケアとも相性がいいですよ。
白髪と薄毛に対する酢リンスの効果
白髪や薄毛に本当に効果あるの?
お酢ケアは頭皮のpHバランスを整え、血行を促進することで、白髪が生じる原因の一つである栄養不足や血流不良を改善することが期待できます。
しかし、白髪や薄毛の原因は多岐にわたり、お酢ケアだけでは白髪問題を解決することは難しいかもしれません。しかし、バランスの良い食事や適度な運動といった生活習慣の改善と併用することが、より効果的です。
たまにみる広告で、【白髪は炭酸で消える】なんかも理屈は同じ。
実際それだけでは難しいため、ひとつのケアの方法と思いましょう。
① 白髪・薄毛へのアプローチ方法としてのお酢
頭皮ケアとしてのアプローチ方法としてお酢シャンプー・酢リンスを考える場合、頭皮の健康を第一に考えることが重要です。
お酢シャンプーは、余分な皮脂や汚れを取り除き、頭皮の清潔を保つことで毛穴の問題を解消し、健康な髪の成長を促します。また、酢の抗菌作用により頭皮トラブルを防ぎ、薄毛の一因となる炎症を抑えることができると考えられます。
同時に、お酢の血行促進効果は白髪の改善にも繋がり、休眠しているメラノサイトを刺激してくれる可能性をも秘めています。ストレス管理や適切な栄養摂取も白髪ケアのは大切になります。
② お酢シャンプーで改善される頭皮環境
お酢シャンプーで改善される頭皮環境には、頭皮のpHバランスの正常化、清潔な頭皮環境の維持、血行促進があります。
お酢シャンプーによって頭皮が健康な状態に保たれることで、髪の毛が生えやすくなり、抜け毛の予防にもつながります。また、酢の自然な成分が頭皮の炎症を抑え、フケやかゆみの軽減にも効果的です。
頭皮環境の改善は、髪の健康だけでなく、全体的な見た目にも影響を与えます。お酢シャンプーを定期的に行うことで、より健康的でボリュームのある髪を目指すことができるでしょう。
➂ 酢リンスの長期使用による髪の変化
酢リンスによる髪の変化には、髪の質感の改善、頭皮の健康状態の向上、抜け毛・切れ毛の減少などがあります。
定期的な酢リンスにより、髪はより柔らかく、扱いやすくなり、自然なツヤが出るようになります。ケミカル的なケアではなく、自然な髪の質感を楽しめるようになれます。
元々が乾燥しやすい、引っかかる髪の場合は、お酢ケアだけはなく、従来のシャンプー&トリートメントもうまく取り入れましょう。
酢リンスはあくまで自然療法の一つであり、効果には個人差があります。
自分の髪質や頭皮の状態に合わせて、適切な使用方法を見つけることが大切です。また、酢リンスを行う際は、過度な期待をせず、他の生活習慣と組み合わせることが、最終的な育毛効果を高める鍵となります。
酢リンスのレシピとカスタマイズ方法
酢リンスのレシピとカスタマイズ方法について詳しく見ていきましょう。
① 自宅で簡単に作れるお酢ケアの基本レシピ
自宅で簡単に作れる酢リンスの基本レシピは、お湯とお酢を10:1の割合で混ぜることが基本です。
シャンプーとして使うならば3:1くらいが目安となり、「洗う」か「保護」するかで割合を変えましょう。
リンゴ酢や米酢がおすすめですが、肌の敏感な方は、よりマイルドな白酢を選ぶことをおすすめします。この基本レシピをベースに、自分の髪質や頭皮の状態に合わせて、お酢の量を調整してください。
② お酢の効果を高める添加物とその効能
酢リンスの効果を高めるために、エッセンシャルオイルやハーブを添加することができます。
例えば、ラベンダーやローズマリーのエッセンシャルオイルは、頭皮の血行を促進し、リラックス効果も期待できます。また、カモミールのエッセンシャルオイルは、敏感肌の方にも適しており、頭皮の炎症を抑える効果があります。
これらはお酢ケアの基本レシピに数滴加えるだけで、香りや効能をプラスすることができます。自分の好みや目的に合わせてカスタマイズしてみましょう。
育毛を目指す人向けの特別なお酢レシピとして、お酢シャンプーに生姜のしぼり汁を加える方法があります。
生姜には血行促進の効果があり、これが頭皮の健康をサポートし、育毛に役立つと考えられています。基本のお酢レシピに生姜の絞り汁を小さじ1程度加えてみてください。
まとめ:お酢がもたらす髪と頭皮への効果
お酢がもたらす効果は以下の通り。
- 白髪と薄毛の予防・改善
- 髪の毛のツヤが出る
- 切れ毛や枝毛、細毛の改善
- 抜け毛の予防
- 頭皮の健康状態の改善
- 頭皮の乾燥予防
お酢のシャンプー&リンスは、薄毛や白髪などの髪の悩みに対して自然なケア方法として注目されています。
毎日するよりも【髪のメンテナンス・頭皮ケアの改善】として、週に1~2回行うことがおすすめなケア方法です。
自然派ケアは過度な信頼はいけませんが、メンテナンスとして行ってもらうと、お酢のケアは最大限効果を発揮します。
最後にシャンプーの注意点として、
湯シャンで皮脂を落としきれないほどの髪の場合、シャンプーを弱酸性か炭酸シャンプーでケアをしてからお酢シャンプーに切り替えましょう。
どうしてもお酢を使うのが難しい場合、酢に近い効果が期待できるものにレモン汁やクエン酸があります。
レモンは爽やかな香りは気分をすっきりさせてくれますし、クエン酸は無臭なのでニオイに敏感な人でも使うことができます。
クエン酸は酢酸より殺菌・抗菌効果が弱いので、雑菌が繁殖しやすい夏場は控えましょう。
上手にお酢の力を使って、薄毛・白髪・美髪ケアをしていきましょう。