AGA治療をしているなかで心配になるのが【子作り】ですが、一般的に子作り中にAGA薬の使用はおすすめできません。
特に注意すべきはフィナステリド(デュタステリド)の内服。
絶対にではありませんが、子作り中にフィナステリド(デュタステリド)はやめましょう。
この記事では、
- 子作り中にフィナステリドは向かない理由
- フィナステリドを中止した場合
- フィナステリドを続けた場合のデメリット
AGAの方が子作りしていくうえでの注意点を解説するよ!
目次
フィナステリドは不妊症の原因に
フィナステリドの副作用には精液の質を低下させてしまい、不妊症の原因になることがあります。
1年間避妊せず夫婦生活を行い、妊娠しない状態ことを指します。
現代では、不妊症のカップルは5組に1組とされ、その原因の半分は男性にあるとされています。
男性は自覚ない場合が多いんです。
パートナーのためにもしっかり向き合いましょう。
男性不妊
不妊の原因が男性側にある状態のことを男性不妊といいます。
男性不妊の8割以上が造精機能障害という精液の質や量の低下が原因です。
- 運動不足
- ストレス
- 栄養不足
- 飲酒・喫煙
- デスクワークのし過ぎ
原因はさまざまですが、近年特に多いのがデスクワークやゲーム、スマホの使用しているときに長時間同じ態勢で座っていることによる『睾丸の圧迫・睾丸温度の上昇』です。
睾丸が圧迫されたり温まっちゃダメなの?
睾丸、精巣は熱に弱いんだ。
だからサウナはおすすめできないよ。
ちなみにAGA・薄毛も高温に弱いのでサウナはおすすめできないんです。
少なくとも子作り中は控えましょう。
フィナステリドは自然妊娠に重要な精子濃度を低下させる
子作りする上で、男性側で重要なものの1つが精子濃度です。
精子濃度とは、精液の中に精子がどれぐらいの濃さで存在してるかってことだよ!
WHOでは正常な精子濃度は1600万/ml以上としていますが、これは自然妊娠が期待できるギリギリの濃度です。
自然妊娠のするためには倍以上の4000万/ml以上の精子濃度が望ましいとされています。
フィナステリドはこの精子濃度を下げてしまうんです。
AGA治療が不妊の原因になってしまうかも。
本気で子作りを考えるならフィナステリドをやめて、精子濃度を上げてあげれば妊娠しやすい状態になるということ。
フィナステリドの副作用
フィナステリドの副作用で、精液の質の低下する発生頻度は1%未満とされています。
この1%が副作用と認定されるのは精子濃度が正常の1600万/ml以下となった場合のみ。
元々は精子濃度が濃い人が低下しても副作用とカウントされません。
4000 ⇒ 1800万/mlになってもダメなんですね。
不妊症で悩むフィナステリドを使用中の男性を対象とした、フィナステリドの精子濃度への影響を調べた研究があります。
この研究では、不妊で悩む男性の精子濃度を2つのタイミングで測定・比較しています。
それぞれの平均精子濃度がこちら。
- フィナステリド内服中 3234万/ml
- フィナステリド中止後 1億2762万/ml
精子濃度がめちゃくちゃ回復してる⁉
どれぐらいフィナステリドが影響するかが分かるね。
フィナステリドを中止するとだいたい2~3ヶ月で精子濃度は戻ると言われています。
子作りの妊娠率を上げようと思ったら、フィナステリドを止めることを真剣に考えることを真剣に考えましょう。
パートナーとしっかり相談してね。
フィナステリドを中止すると髪はもとの薄毛にもどる
フィナステリドをやめると2~3ヶ月で精子濃度は戻ると同時に、薄毛も元の状態にもどります。
できるだけ早く妊活を終わらせることができたらいいですが、こればかりは授かりもの。
フィナステリドを中止している間にできる対策をしていきましょう。
- ミノキシジル外用薬
- 抜け毛予防の有効成分入りのシャンプーや育毛剤の使用
- 抜け毛の原因になる5α-リダクターゼを運動によって体外に流す
- 睡眠不足、ストレスなどを極力さける
- タバコ、お酒は控える
ポイントは血流アップ!
フィナステリドには劣りますが、生活習慣と血行促進で対処しよう。
ミノキシジル外用薬
ミノキシジル外用薬に脱毛を予防する効果はありません。しかし、発毛効果により髪の密度を保つことができると同時に、抜けづらい厚みのある髪を生やすことができます。
厚みのある髪は抜けづらいので効果的♪
ミノキシジル自体は精液に影響を及ぼさないので子作り中でも問題ありません。
楽天と湘南美容クリニックが共同で開発した「med」のAGA治療薬のカテゴリーから購入することができます。
初回なら¥2,980で購入できますよ。
ミノキシジルのみでコスパを求めるならこちら。
抜け毛予防の有効成分入りのシャンプーや育毛剤の使用
AGA治療に直接作用することはできませんが、頭皮環境を整えて現状の髪を太く育てる『育毛』を行うことで、フィナステリドの使用を中止したことで抜けやすくなる髪を少しでもキープさせます。
ミノキシジル外用薬と一緒に行いましょう。
育毛シャンプーや育毛剤はピンキリですが、個人的に使って欲しいのはヘアサロンで取り扱っているもの。
私は美容師をしているのでさまざまな育毛商品を扱っています。
成分的には治療薬にはかないませんが、へアサロンで扱う多くの育毛製品は抜け毛対策と育毛に役立ってくれます。
私がECサイトで購入できるものでおすすめする製品はこちら。
ヘアサロンで2023、24年に大ヒットしたスカルプシャンプーと育毛剤です。
髪にハリコシが生まれ、分かりやすく髪が丈夫になります。
実際私のいるヘアサロンでも、男女問わずお客さんに好評でした。
生活習慣の改善で対策
AGA以外のケアについてみたいなら、こちらのロードマップから確認できます。
フィナステリドが使えなくなると、代わりのものはないのが現状。
生活習慣などでトータル的にケアを行うしかありません。
そこでポイントになるのが【運動と血行促進】!
血行を高めると、栄養を運ぶ血流がアップするよ。
運動することによって、抜け毛の原因となる5α-リダクターゼを体外に追い出すことができるんです。
積極的に運動して血行を高めて頭皮に栄養を送り出し、同時に薄毛の原因を追い出しましょう!
まとめ|子作り中はフィナステリドはやめた方が効果的
子作りをするときにフィナステリドの使用を中止した方がよい理由を解説しました。
- フィナステリドは精子濃度を低下させ妊娠率を下げる
- 不妊の原因との半分は男性にもある
- フィナステリド中止で薄毛は元に戻る
- 妊活中の薄毛対策はミノキシジル外用薬とその他の育毛ケアで対処
効率よく妊娠するためには、精子濃度を低下させるフィナステリドを中止した方が効果的。
しかし、フィナステリドをやめることで薄毛が進行してしまうのも嫌ですよね。
なかにはフィナステリドを使用していながらも子宝に恵まれている方もいるので、絶対に止めるべきという訳ではありません。
まずはパートナーの方と話し合い、不妊が続くようであればフィナステリドをやめるという選択を取ることもできます。
子供を作りたい。
その気持ちを持っているのであれば、薄毛に戻る恐怖心があるとは思いますが、パートナーとしっかりと相談して子作りを考えましょう。