
最近フケが増えたかも…
かゆみが気になるけど、これって薄毛につながる?

こんな風に思ったこと、ありませんか?
実は、フケやかゆみそのものがAGA(男性型脱毛症)、または女性の薄毛(FAGAなど)の直接的な原因になるわけじゃないんです。
でも、頭皮トラブルを放置すると環境が悪化して、結果的に薄毛の進行を早めてしまうことがあるんですよね。
今日は、頭皮ケアの基本からフケの種類、気をつけたい病気までをわかりやすく整理していきます。
目次
まずは生活習慣からチェックしてみよう
頭皮トラブルって「頭皮だけの問題」と思われがちですが、実は生活習慣が大きく関わっています。
- 不規則な食生活(脂っこい・甘い物の摂りすぎ)
- 睡眠不足や強いストレス
- 合わないシャンプーやスタイリング剤
こうした要因が積み重なって、フケやかゆみを引き起こすことも多いんです。
特に、頭皮にいる常在菌「マラセチア菌」は皮脂をエサに増えるので、皮脂のバランスが乱れると一気にフケやかゆみが悪化。

生活習慣を整えること=頭皮ケアの第一歩
これは忘れちゃいけない大事な視点です。
フケには2種類ある
頭皮をよく観察すると、フケには大きく分けて2つのタイプがあります。
乾性フケ(カサカサタイプ)
- 洗いすぎや強いシャンプーで皮脂が落ちすぎる
- 乾燥で頭皮のバリア機能が低下
- ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が乱れて角質がポロポロ
もともと乾燥肌の人は、このタイプになりやすいです。
脂性フケ(ベトベトタイプ)
- 皮脂の分泌が多い
- 洗髪不足や皮脂の酸化
- マラセチア菌の繁殖
皮脂や汚れが混ざり合ってベトベトしたフケになるので、見た目にも気になることが多いんですよね。
もしかしたら「脂漏性皮膚炎」かも?
フケやかゆみが長引いているなら、ただの乾燥や皮脂だけの問題じゃない可能性もあります。
代表的なのが 脂漏性皮膚炎。
特に40代以降の男性に多く、頭皮や生え際が赤くなったり湿疹が出たりします。
「湿性フケ」が続く場合は、脂漏性皮膚炎の初期症状のこともあるので要注意。
長引くなら迷わず皮膚科に行きましょう。
脂漏性皮膚炎は放置しても改善はほぼできません!
まずは医師の判断をあおぎましょう。

健やかな頭皮を守るためにできること
では具体的にどんなケアが必要か?
ポイントはシンプルに5つ。
- シャンプー選び
・乾燥タイプは保湿重視
・脂性タイプは皮脂コントロール系
・抗真菌成分(ミコナゾールなど)入りはフケ原因菌に効果的 - 洗いすぎない
・毎日または一日おきが目安
・ゴシゴシ洗いはNG - 保湿ケア
・頭皮ローションやオイルで乾燥を防ぐ
・マッサージで血行促進も◎ - 刺激を避ける
・スタイリング剤やカラー剤は頭皮につけすぎない
・紫外線が強い日は帽子をかぶる - 生活習慣を整える
・ビタミンB群を意識(豚肉・ほうれん草・牛乳など)
・睡眠・ストレス対策も忘れずに
AGAとの関係は?
ここで気になる「薄毛との関係」。
フケやかゆみ自体がAGAの原因になるわけではありません。
ただし、頭皮環境が悪い状態だと毛根にダメージが加わりやすく、AGAと同時進行すると抜け毛が加速するケースもあります。
つまり、頭皮ケア=AGA対策の土台作りでもあるんです。
まとめ
- フケやかゆみ=直接AGAの原因ではない
- でも放置すれば頭皮環境が乱れ、薄毛の進行を早めることも
- 乾性フケ・脂性フケを見極めてケアを変えるのが大事
- 長引くときは脂漏性皮膚炎の可能性もあるので病院へ
- 生活習慣+正しいシャンプー選びで改善できる
頭皮って、髪の土台です。
畑が荒れてたら作物は育たないのと同じで、頭皮を整えることが健康な髪を育てる第一歩なんですよね。
今日からできることは小さなことばかり。
でも、その積み重ねが未来の自分の髪を守ってくれます。