豆乳やソイプロテインに多く含まれる「イソフラボン」が、抜け毛や薄毛に対して効果があるのをご存知ですか?
薄毛や抜け毛を抑制する効果をもつ、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするイソフラボンは髪の成長に欠かせません。
具体的に豆乳がイソフラボンが育毛に関係するのか、どれくらい摂取すれば効果が現れるのか、気になりますよね?
男性の薄毛の原因となる5αリダクターゼは酵素の1種で、男性ホルモンを作るためには欠かせない酵素です。男性ホルモンの1種であるテストステロンと結合することが、抜け毛や薄毛を招く原因になります。
豆乳のイソフラボンは、その5αリダクターゼの結合を抑え、抜け毛を予防する効果が期待できるとされています。
女性でも出産・閉経で男性ホルモンの分泌が増加するため、抜け毛が増えることは珍しくないですよ。
この記事では、イソフラボンの育毛や効果的な豆乳の選び方、さらには豆乳が子供の成長や健康面にもどれほどメリットがあるかを解説していきます。
豆乳はたんぱく質豊富なので髪の成長以外に、美肌・美容・健康など、手軽に摂れる豆乳やソイプロテインは健康面でもとても効果的です。
髪の成長にぜひ豆乳を摂ってみよう!
目次
豆乳・ソイプロテインで抜け毛予防
大豆製品の中でも効率よくイソフラボンや栄養素を摂れる豆乳とソイプロテイン。
その効果を見ていきましょう。
① 育毛における豆乳の効果
豆乳が育毛に良い理由は、その栄養素にあります。
豆乳は大豆から作られ、大豆は良質な植物性タンパク質の源です。育毛にはタンパク質が必要不可欠で、髪の主成分であるケラチンの生成に欠かせません。また、豆乳に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た作用を持ち、ホルモンバランスの乱れが原因で起こる抜け毛の予防に役立ちます。
大豆イソフラボンの中でも、抜け毛の予防としてエクオールという物質が注目されています。
ところが、日本人の約半数はエクオールを作れない体質です。
そのためエクオールを作れない体質の人は、食品などから補う必要があります。
豆乳を飲めば、大豆イソフラボンに含まれているエクオールをかんたんに体内に取り入れられるので、抜け毛を予防できます。
豆乳を飲むベストなタイミングは朝食や運動後。
これは体がタンパク質を効率よく吸収しやすい時間帯だからと言われています。
一日に必要な量は体重と活動量にもよりますが200~300mlが目安とされおり、豆乳は他の食品と組み合わせることで効果をさらに高めることができます。
牛乳が苦手、または乳糖不耐性で下痢になりやすい人も、豆乳なら食物繊維とオリゴ糖でお腹のトラブルが起こりづらいのも特長です。
ビタミンCを多く含む食品と一緒に食べるに摂ると効果的だよ。
豆乳に含まれている鉄分は非ヘム鉄という吸収率の高くない鉄分ですが、 ビタミンCを含む食品と一緒にとることで、効率よく吸収することができます。 特に果物は相性がよく、スムージーを作るときに牛乳の代わりに豆乳を使うのもおすすめです。
また、豆乳には髪の毛の原料でもあるたんぱく質が豊富に含まれています。
豆乳を飲む習慣をつけることで、抜けづらい健康的な髪の毛を保てるでしょう。
② ソイプロテインで効率よく栄養を摂る
ソイプロテインは髪の成長に必要な栄養素を効率よく吸収でき、体内での利用効率が高く、豆乳などでは取れない栄養素も多く含まれています。
豆乳や大豆の栄養素を凝縮。他にも吸収を高めるビタミンなども含まれるので効率さは豆乳より◎。
ソイプロテインは食物繊維が豊富で吸収がゆっくり。腹持ちもいいのでダイエットや便秘にも効果的です。豆乳を飲むよりも効率的に栄養素を摂れます。
ソイプロテインの摂取量は、一般的には1日に体重1kgあたり1.2~2.0グラムのたんぱく質が推奨されています。過剰摂取は避けて、バランスの良い食事にすることが大切です。豆乳を飲み過ぎるとカロリーオーバーとなるだけではなく、髪の成長を妨げたり、薄毛対策が逆効果になってしまいます。
寝る直前のソイプロテインを摂ると消化しきれず胃に負担がかかり、睡眠の質を妨げてしまう恐れがあります。
他にも大豆製品は副作用として過剰摂取による消化器官の不調が挙げられます。
育毛や薄毛対策にソイプロテインは有効ですが、摂取量や体質に注意しながら利用しましょう。
抜け毛予防は生活習慣の見直しから
抜け毛は生活習慣に大きく影響されます。
抜け毛を予防し、健康な髪の成長を促すためには、日々の生活習慣の見直しが重要です。食生活、ストレス管理、睡眠、運動など、髪の健康に影響を与えるさまざまな要素に注意を払うことが必要です。
- バランスのとれた食生活
- ストレス解消
- 質の良い睡眠
- 運動不足の解消
- 過度の飲酒、喫煙を控える
バランスの良い食事
健康な髪の成長に不可欠。特に、タンパク質、ビタミン、ミネラルを適切なバランスで摂取することが重要です。これらの栄養素は髪の毛を構成するケラチンの生成や、頭皮の血行を促進し、髪の毛の成長をサポートします。
ストレスを残さない
ストレスも抜け毛に大きく影響します。ストレスが原因でホルモンバランスが乱れると、抜け毛が増えることがあります。リラックスする時間を作る、趣味に没頭する、適度な運動をするなど、ストレスを管理する方法を見つけることが大切。心の健康が髪の健康に直結しているのです。
深くしっかり眠る
睡眠は体の修復作業が行われる重要な時間です。質の良い睡眠を取ることは、育毛にとっても非常に重要。睡眠中に分泌される成長ホルモンは、髪の成長に必要な栄養素を毛根に届ける役割を果たします。毎日同じ時間に寝るなど、規則正しい生活を心がけることが健康な髪への近道です。
運動で血流アップ
運動が育毛に及ぼす影響も見逃せません。適度な運動は血行を促進し、髪の毛の成長に必要な栄養素が頭皮に届きやすくなります。また、運動によるストレス解消効果も抜け毛予防につながります。ウォーキングやジョギングなど、無理なく続けられる運動を日常に取り入れましょう。
お酒とタバコは程々に
最後に過度の飲酒、喫煙です。お酒を分解するのに肝臓に負担をかけてしまうことはもちろんですが、お酒は睡眠を浅くしてしまい熟睡できません。喫煙は毛細血管の収縮をしてしまうため、血流を低下させ体の末端を冷やしてしまいます。そうなると毛根に栄養が届きづらくなってしまい、髪の成長を阻害してしまいます。
豆乳とソイプロテインの育毛ケア
① 効果的に飲むならスムージー
育毛促進する豆乳・ソイプロテインのレシピとして、手軽で効果的なスムージーがおすすめ。
豆乳やソイプロテインに、ビタミンCを豊富に含む果物や、オメガ3脂肪酸を含むナッツを加えることで、髪の成長をサポートする栄養素をバランス良く摂取できます。
また、抗酸化作用のあるベリー類や、ビタミンEを豊富に含むアボカドを加えると、髪の毛に必要な栄養素を手軽に摂取できます。
このスムージーは運動後のドリンクとしても最適ですよ。
② 豆乳とソイプロテインの取り入れ方
豆乳とソイプロテインを日常生活に取り入れるコツは、小さな変更から始めることです。
例えば、牛乳を豆乳に置き換えてみる、プロテインバーの代わりにソイプロテインを使ったスナックを選ぶなど、徐々に慣れていくことが大切です。これらの食品を日常的に摂取することで、育毛に必要な栄養素を無理なく取り入れることができます。
抜け毛予防に豆乳やソイプロテインを日常生活に取り入れるとき、育毛に必要な栄養素を効率的に摂取できるよう、ビタミンCを中心にマルチビタミンなどで髪の成長をサポートすることが大事になります。
育毛には豆乳以外にも効果的な食品があります。
- 青魚
- 牛肉の赤味
- 牡蠣
- レバー
- ほうれん草
- ひじき
- ブロッコリー
他にも肉、魚、ナッツ、緑黄色野菜など、オメガ3脂肪酸やビタミン、ミネラルを豊富に含む食品は髪の成長をサポートしてくれます。これらの食品を日常的に摂取することで、健康な髪を育てることができます。
日常生活に取り入れやすい食品から、豆乳以外にも育毛に役立つ食品をバランス良く摂取することで、健康な髪の成長をサポートすることができます。
まとめ|イソフラボンの力で育毛と薄毛対策をしよう
この記事では、育毛に役立つ豆乳とソイプロテインの効果的な摂取方法、抜け毛予防に繋がる生活習慣の見直し日常生活でのアドバイスをご紹介しました。健康な髪を育てるためには、これらのポイントを日々の生活に取り入れることが大切です。
イソフラボンはダイエットや美肌を作る美容効果はもちろん、健康面に大いに役立ってくれます。
豆乳に含まれるサポニンやビタミンEは、老化の原因といわれる活性酸素のはたらきを弱めます。活性酸素は体内の代謝によって自然に発生しますが、ストレスや外的環境によって必要以上の量ができてしまいます。
豆乳は過剰に発生した活性酸素のはたらきを弱めてくれます。
身体のアンチエイジングにもなるため、育毛や薄毛対策をする上での土台にもなってくれます。
納豆、豆腐、他にも大豆製品もおすすめなので、豆乳が苦手なら通常の食品でイソフラボンを摂りましょう。
イソフラボンの力で薄毛ならないようにしながら、きれいな髪を育てましょう。
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