小学1年生の行き渋り体験談|登校拒否を解決した対処法と以外な原因

5 min
PR

本サイトは記事内にプロモーションを含みます。

新一年生になって数日。突然始まった行き渋り。

学校行きたくない…。

慣れない学校に疲れたのかな?とはじめは思い、色々説得しつつ学校まで付き添って登校したりしましたが、日に日に行き渋りは強くなるばかり。

色々と試したものの、行き渋りはなかなか収まりませんでした。

この記事では、双子の小学生の行き渋りに対処した、入学式~夏休み前までの3カ月間の体験談と我が家の解決策をご紹介します。

同じ行き渋りに困っている親御さんの参考になれば幸いです。

我が家の場合、1番の原因は双子であるがゆえに起こった、はじめてクラスが別になった不安から来るものでした。はじめてのことに不安になりやすい性格もあり、行き渋りになっていたようです。

学校に行き渋るときに試した対処法

行き渋り当時の状況

  • 始まりは4月後半から
  • 登校状況は、双子で登下校。朝は途中まで父母どちらかが徒歩で送り、帰りは双子のみ
  • 行き渋りは主に双子の兄(弟は兄に気持ちで引きずられて2~3回)
  • 症状は、ぐずる、不安なことをしゃべり続ける、お腹が痛くなる、泣くなど

行き渋りの始まりは入学後すぐではなく、10日ほど経った4月の後半から始まりました。

はじめは親も不安があったので途中まで一緒に送っていたし、双子なのでひとり通学ではないので大丈夫だろうと安心したころでした。

しかし、学校に少しづつ慣れたかと思った頃あたりから、学校に行くのが疲れると言い始めました。

保育園からだいぶ環境も変わったし、友達などがそろそろできる頃だから、そういう疲れかなと思っていました。しかし、徐々に長男は腹痛を訴えるようになりました。

初めの頃は本当にお腹が痛いのだと思い、休ませて病院にもいきました。しかし症状は休むと治まる、医者も元気でなんともないと言いました。

「おそらくは精神的なものだと思います」とお医者さんに言われました。

週のはじめと終わりに行き渋りが増え始め、徐々に朝の準備に時間がかかるようになりました。

分かりやすい時には、起きた瞬間から「あ、今日は行き渋るな」と分かるほど態度に表れるようになり、最終的にはカーテンや押し入れのなかに隠れるようになりました。

このような変化から、学校への行き渋りは始まっていきました。

対処法はさまざまなものを試しましたが、解決は意外な方法でいた。

① 対処法1 校門まで一緒に登校

行き渋りが始まって1番にはじめにしたことは、校門まで付き添って行くことでした。

校門まで来ると、行き渋りでぐずるのが恥ずかしくなるのか校門までくると教室に向かってくれました。

日によっては教室まで行き、担任の先生に引き渡すこともしばしば。

他にも行き渋りをしている子も目につき、我が家だけではないんだなぁ、と。少し安堵したことを覚えています。

一緒に学校まで行く間には、子どもの不安な気持ちを丁寧に聞き取り、共感的しながら受け止めるなど、安心感を与えることを意識して対処していました。

私たち夫婦は「まずは学校に慣れるようにがんばろう」といった感じでした。

それが子どもにはプレッシャーになったのか、今度は身体の不調を訴えることようになりました。

② 腹痛と頭痛。ウソとホント。

長男の行き渋りで1番困ったのが、お腹や頭が痛いと言い出こと。

本当に痛い日とウソの日があったらしいのですが、学校に行くまでが痛み、行ってしまえば落ち着く日が多いと本人が言っていました。

何回か休んで病院にも行きましたが問題はなく、精神的なものだろうと言われました。

なんとなく精神的なものだとは分かっていたので、薬(整腸剤)をもらい様子を見ることに。

整腸剤なので、痛くなくても飲んで大丈夫とお医者さんに言われていたので、効く効かない関係なくほぼ毎日飲ませていました。薬はいつもランドセルに常備させて痛くなったら飲むようにも言っていました。

結局、学校で飲むことはありませんでしたが、心のおまもりとして今も整腸剤は持たせています。

子どもが行き渋りでお腹が痛いとき、実際にお腹は痛くなっている注意しましょう。

病院の先生から聞いた話ですが、心と身体はつながっているので、心で痛いと思う時、その痛みは身体にもあらわれるそうです。

そのため、子どもが腹痛や頭痛を訴えてきた時、「ウソをつくな」とだけは言わないであげてください。

子どもにとって身体の「痛み」はとても不安。

まずは心配してあげてください。

③ 思い切って休ませてあげる

少し嫌がる程度なら、親が一緒に学校まで付き添って行きました。

どうして朝から様子がおかしいときには、思い切って休ませることも。

休ませる線引きは

  • 朝なかなか起きてこない
  • 行動があきらかに遅い
  • 歩かないで這うように移動
  • 出かける直前にカーテンや押し入れに逃げる

この時に説得中、行けないと泣き始めるとだいたいは行けそうにないので、休ませることが多かったです。

明らかに嘘っぽいとき、確信犯のときは担いででも学校に連れていきました。

寄り添うことも大事ですが、明らかに嘘をついて家で遊びたい風な時は連れて行くメリハリはつけていました。

④ 子どもの話をひたすらに聞く

自分の気持ちや不安を話しやすいよう、休んだ日は特に子供との会話を意識しました。学校の話とは関係ないはなしでもなんでもいいので、基本は聞き役に回って話を聞き続けました。

色々と話しているうちに、気持ちがすっきりするようで、「それはどうする?」などと話を解決に持っていきやすかったです。

できるだけ明るく聞くように心がけ、話をするときは親は目線を合わせて、なるべく話しやすい雰囲気作りを心掛けるようにしました。

大人からすると、正直気にしすぎでは?と思うような話ばかりではありましたが、子ども本人からすると凄いプレッシャーだったり、気乗りしないことばかりだったようです。

日直当番のセリフだったり、慣れないクラスメートとペアで学校探検の授業で回ったりが嫌だった、と言ったことも。

色々と話しているうちに、心が落ち着いてきたのか、最終的にはこちらの解決策の提案を受け入れてくれたりと、子どもなりに割り切り方を学んだようです。

学校の先生の話では、1年生の前半は「学校は勉強するために行くもの」と見につかせるための練習だそうです。

小1の子供が学校に行きたがらない理由には、新しい環境や友人関係への不安、学習面での不安、体調面での不安など個人差が大きいです。思わぬことが理由で行き渋ることもあるので、子どもの不安な気持ちに寄り添い、理解できるよう話を聞くことが大切です。

お子さんが何か話したそうにした時は、学校のことでもそうじゃなくても、ぜひ聞き役に回って何も否定せず聞き続けてあげましょう。

⑤ 担任の先生・学校との連携

幸いにも我が家の場合、休んだ日の翌日や遅刻で学校に行った日などは、担任の先生から電話で学校での様子を細かく聞くことができました。

先生と連携が取れて、色々様子を聞きながら子どもの対処を考えられたのときは安堵したのを覚えています。

日によっては教室での付き添い授業もOKだったことも。

どうすれば子どもが快適に学校生活が送れるか、学校側や担任と一緒に考えることが大切かなと思いました。

⑥ 朝の登校で途中まで車で送る

我が家で1番効果があったのが車で途中まで送ることでした。

学校での慣れない生活も原因ではありましたが、1番ネックだったのが家から学校までの通学だったのです。

要因は5つ

  1. 慣れない道を歩くのが嫌だった
  2. ランドセル(荷物全般)が重くて疲れる
  3. 疲れるから学校につくまでに嫌な気持ちになる
  4. 休み時間や給食時間が少ない
  5. 慣れない授業で疲れる

保育園のころは車での登園だったので、それが急に徒歩で通学に変わってしまったのが嫌だったようでした。

車で試しに送ったところ、保育園時代に近い感覚が嬉しかったようでピタリと行き渋りが止まりました

言葉では「今日いきたくないなぁ」と言うこともありますが、言うだけでちゃんと行くようなりました、

子供の足で15分ほどの通学時間なんですが、重い荷物を毎日背負って歩くのがどれだけ嫌だったんだろうと思いました、途中まで車で送るだけでいいので、とてもありがたかったです。

⑦ 下校は可能な限り迎えに行く

帰り道がまだ不慣れな時期はできるだけ近くまで迎えにいきました。

帰り道を歩いているとき顔がこわばっていたのが、こちらの姿を見ると顔がゆるむのが印象的でした。

学校に慣れてきてからは回数は減りましたが、時折迎えに行くと喜ばれます。

帰ってからのリラックスタイム

学校生活で子供が緊張してしまっているので、できるだけ学校で頑張った分を、帰ってからリラックスして楽しめるように考えていました。

毎日のおやつで気分転換

我が家の子どもたちはシャトレーゼのアイスとチップスターのポテトチップスが大好物。

さまざまな種類を揃えて、日替わりで違うのを楽しめるようにして気分を上げてもらいました。

普段は買わないお菓子を、たまには買っていいよと解禁したりも。

帰ってからの楽しみの時間を作る

子どもの好きな遊びができるように、可能な限り一緒に遊んで気分転換してあげました。

遊びは子供が楽しめるもので、マインクラフトやYouTube、自転車遊び、プールに連れて行くなどしていました。

何もしないでひたすらダラダラ

あえて何もしない、何もしないが予定の日を週末を限定に作りました。

食事も栄養なども考えずに子どものが食べたいものを食べるなど、徹底的に自由に過ごしてもらう日です。

大人は子どもに付き合うだけ。唯一やることといえば、学校の宿題だけは済ませること。

学校で自由に遊べない分を家で解消してもらいました。

まとめ

学校の行き渋りは、それがいつまで続くのか分からないということが本当に不安。

行き渋る本人も、急に行きたくなくなる日もあるようで、気持ちから体調不良になっているんだなと実感しました。

同じ双子でも、あまり行き渋ることがない次男は、性格なのかあまり精神的な理由で休みたいとは言いません。長男は一度考えると考えすぎたり、気にし過ぎな面があるので、そこが影響したのもしたのだと思います。

行き渋りの原因

  • クラスのほとんどが知らない子で不安
  • 双子でクラスが離れた
  • 授業が静かすぎてつまらない
  • 自由に遊んだりできることが少ない
  • 日直当番の仕事で嫌なモノがあった

わが家が手探りでしてきたことをまとめてみましたが、今振り返ってみても何が良かったか、間違ったことをしていたかなど正解は分かりません。

ただ、たまたま車での送迎が我が家ではハマりましたが、また何かが原因で起こるのだろうか思っています。

子どもが学校を行き渋るときに学べるおすすめな本

お子さんに対する声掛けや対処法など、本では専門的に書かれていることも多いので、ぜひ参考にしてみてください。

最後の白目みさえさんの本は行き渋りとは違いますが、人との話し方を心理士が大事にしている「傾聴」を学べるので、ぜひご覧になって見てほしい本です。

ゆとり

ゆとり

雑学大好き美容師。双子と末っ子の3兄弟の父。
育毛・薄毛ケア・子育て・暮らしの知識を中心に、日々の暮らしを豊かにする情報を発信していきます。
「人生にゆとりと潤い」をテーマに生活を快適にしましょう。

FOLLOW

カテゴリー:
タグ:
関連記事