夏と言えば花火！
花火大会もいいですが、手持ち花火をワイワイしながらするのも楽しいですよね。
自宅以外で花火をやるなら、公園や川沿いでも花火ってできるのかな？
昔はあまり禁止されてなかったみたいだけど、今は自治体によって大半が禁止されてるみたい。
ひと昔前ならば公園や河川敷で花火を楽しめる場所が多くありましたが、全国的にみても現在は花火ができる公園は限られています。ただし、河川敷などの一部の水辺では、場所によっては可能なことも。
ただし、大前提として仙台市では花火が禁止されています。
「仙台市都市公園条例」というもので、仙台市の「公園」「緑地」と呼ばれる地域、学校の校庭、河川敷では基本的に、花火をはじめとした火気等は禁止です。
この記事では仙台市を中心に、その条例でも花火を楽しめる場所をご紹介していきます。夏の思い出作りに、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
仙台で手持ち花火ができる場所
仙台市内の公園では、原則として花火の利用が禁止されています。
仙台市から近いところで花火可能なのは富谷市の公園のみ！
隣接している名取市・多賀城市・利府町・大崎市はどこも禁止でした。
そんな中、仙台市と名取市では花火ができる場所があります。
- 仙台市の【広瀬川若林緑地】
- 仙台市若林区の【深沼海水浴場】
- 名取市【閖上海岸】
- 名取市【名取川・増田川の河川敷】
- 富谷市の公園
仙台で花火ができる場所は2つ。広瀬川緑地と深沼海岸では特に許可を取る必要ありませんでした。
名取川・増田川の河川敷や閖上海岸は一部管轄外区域を除き、仙台土木事務所が管轄となっているので、花火をしたい場合は仙台土木事務所まで問い合わせると確実ですよ。
河川敷や海など住宅が少なくて、水場の近くで花火をした方が安心して楽しめますね。
広瀬川若林緑地
広瀬川河川敷は花火をしていいスポットとして地元仙台では有名な場所。
街の中心部から徒歩で約２０分の距離にあり、比較的行きやすいのが魅力な河川敷です。
ちなみに広瀬川では毎年８月に「灯ろう流し」、「仙台七夕祭の前夜祭による花火大会」などのイベントが開催されています。他にも地元の学生などを中心とした芋煮会、ミュージシャン等の発表もあるようで、地元の方から愛される場所となっています。
深沼海水浴場
アクセスしやすく人気が高いよう深沼海岸。地元の方もよく行くそうで、どちらも比較的広い浜辺なので花火もしやすい場所です。
2024年7月には東日本大震災以降では初となる「海開き」が再開され、遊泳も開始されました。非常に広い海岸のため騒音と後片付けのゴミに気をつければ、安心して楽しめますよ。
警察の方も見回りにきますが、「騒音とゴミには気をつけてくださいね」とだけで言っていました。
車での移動になりますが、非常にアクセスしやすく家族連れの方も多い場所です。
3.11の震災鎮魂の花火も上がるので、そちらを見に行くだけでも楽しめます。
名取市の名取川・増田川・閖上海岸
名取市内の公共施設では基本花火が利用できる場所はなく、原則禁止になります。
もし花火をしたい場合は、名取川や増田川の河川敷、閖上海岸の場合、公園などの一部管轄外区域を除き、管轄となっている仙台土木事務所まで問い合わせてみてください。
万が一手持ち花火ができなくても、閖上は花火大会がとてもキレイに見ることができるおすすめスポットです。
閖上は周りに高い建物がないので、花火が間近で見れてキレイ♪
富谷市の公園は手持ち花火ならOK
宮城県の仙台市周りの市町村を調べたところ、明確に「可能」だったのは富谷市のみでした。
公園内での花火の利用について
市内の公園において、花火はご利用いただけますが、下記の点に留意してご利用ください。
・手持ち花火のみの利用としていただくこと
・打ち上げ花火や大きな音の出る花火はご遠慮ください
・深夜の利用を避けてください
・火の始末、後片付け、ゴミの持ち帰りを徹底してください
ご利用の際は、安全の確保、近隣住民の方々へのご配慮をお願いいたします。
ほとんどの自治体は仙台市同様、公園や緑地、河川敷もほぼできないと明示しています。
宮城県で手持ち花火を自宅以外でするなら、富谷市か海岸に行くのが無難だね。
海の場合なら花火をした後に水辺でパチャパチャ遊んだり、BBQなんかもいいですね。
友達、カップル、家族と、誰と来ても楽しむことができそうです。
もちろん、夜の海に飛び込んだり泳いだりすることは危険なのでやめましょう。
仙台市や全国の公園での花火規制
基本的に仙台市内の公園で花火をすることは、仙台市が取り決めた「都市公園」と呼ばれる公園ではＮＧです。もし決まりを破った場合には罰則があります。
実際は仙台市に限らず、全国の多くの自治体で花火は制限されているのが実情です。
むしろ富谷市のように許可しているところが少数です。
前述した広瀬川の河川敷などは、夏祭りの花火大会などで利用されるため使えるそうです。
花火が出来ることが多い海岸や、公園にしても河川敷にしても、花火をしようと思った際にはその近くにある「掲示板」等の有無、そしてそこにある注意書きをよく確認しましょう。
できると思って始めたら、いきなり警察がやってきて逮捕…なんていうこともあり得ます。実際は愛知県ではこんなニュースがありました。
花火よりも騒音やゴミなどが問題になることが多く苦情が出ているため、過剰に騒いでしまうことが迷惑行為になってしまうこともありえます。
仮にできそうな場所を見つけたとしても、周囲の民家の有無、安全に花火を楽しむこと、ゴミの持ち帰りなどを入念に行うようにしましょう。
無責任に騒いでゴミを出して逮捕！
なんてなったら恥ずかしいですよね。
まとめ | 花火は責任とマナーを守って楽しもう!
夏の風物詩である花火。
昔は仙台に限らず、全国の公園や河川敷で気軽に花火を楽しめる場所がたくさんありました。
平成の中頃までは、道路や公園などさまざまな場所で手持ちやロケット、噴出型などの「おもちゃ花火」を楽しんだ人も多いのではないでしょうか。花火を手にはしゃぐ親子の姿は、夏休みに当たり前にみられる光景でした。
だが時代は変わり、花火ができる場所は限られ、苦情が寄せられて続々と禁止の措置が取られるなど、夏の風物詩は鳴りを潜めることに。
公園などで許可されていた場所が禁止になった背景には、大騒ぎやルール違反、ゴミを持ち帰らないなどのモラルの問題が続いたために禁止となったケースも少なくありません。
ほとんどが子どもよりも大の大人たちがはしゃぎ過ぎた結果、大人だけではなく子どもたちまでもが花火をする場所を失ってしまいました。
これからはそんな遊べる場所が減ってしまった花火が、完全に遊べなくなってしまわないよう、マナーをしっかり守って遊びましょう
この記事では、仙台近辺エリアの花火の楽しみ方をご紹介しました。夏の思い出作りに、ぜひ参考にしてみてくださいね。お気に入りの場所で、家族や友人と一緒に素敵な時間を過ごしましょう。