子供がおねしょで布団が乾かない。
外にも干せないし、なんとかならないかな。
みなさんは子供のおねしょ、どう対処していますか?
小さいお子さんがいるご家庭では、おねしょの悩みは意外と多いものです。
おねしょは子どもの成長過程でよくあることですが、おねしょで濡れてしまった布団のケアに頭を悩ませる親御さんも少なくありません。
この記事ではこんなことが分かります
- おねしょ後の布団の対処法と乾かし方
- 子供のおねしょの予防と対策
- おねしょ対策グッズの体験談
- 家庭でできる布団ケア
- 布団の寿命と交換時期
- プロによるクリーニングケア
子供がおねしょをしちゃった後の対処と布団のケア。
おねしょ対策で試したものもお伝えします。
おねしょによる布団の悩みを解決して、毎晩の快適な睡眠ライフを手に入れる一歩を踏み出すことができます。
子供がおねしょを卒業できる対策と合わせて、布団のケアもしっかりと行っていきましょう!
目次
おねしょ後の布団対処法
おねしょの対策の基本は【放置しないこと!】
ニオイのもとが残ったり、床・ベット・マットの傷む原因に。
おねしょ後の布団対処法には、いくつかの重要なステップがあります。これらのステップを忘れずに行うことで、布団を清潔に保ち、快適な睡眠環境を維持することができます。
① 布団のおねしょを吸い取る
おねしょによって濡れた布団は、迅速な対応が必要です。
まず濡れた部分にタオルを当て、できるだけ水分を吸い取ります。 タオルを押し当てることで、布団の中にあるおしっこの水分を効果的に吸収させることができます。
水分を吸い取ったら、尿の匂いが残らないように、
- クエン酸スプレーで尿のアルカリを中和
- ファブリーズやリセッシュなど消臭スプレーをかける
- 暖かい日で可能であれば、外にだして天日干しする
- 天気が悪くて乾かない時は布団を立てかけて、サーキュレーターや扇風機を使って乾燥させる
布団を完全に乾燥させることが大切です。布団は濡れた状態で長時間放置されると、カビや悪臭の原因になるので、早めの対応が重要になります。
また、布団の下に敷いていたマットや木製のベットの枠なども濡れてしまった場合、こちらも早めに拭き取りましょう。
木製のベットフレームや畳におしっこが残ると、腐ったりニオイの原因になるので、こちらも注意!
② 布団乾燥機の使い方
布団乾燥機を使用する場合、まず布団を平らに敷き、乾燥機のノズルを布団の中央に設置します。
乾燥機を適切な温度設定で稼働させ、均等に乾燥させることがポイントです。
布団乾燥機は、布団の内部まで温風を送り込むことで、水分を効率的に蒸発させます。乾燥の途中で布団を裏返すことで、より均一に乾燥させることができます。
ただし、布団乾燥機の使用時間は、布団の種類や厚みによって異なるため、取扱説明書を確認することが重要です。
布団乾燥機を使うなら、パワーの強いシンプルなタイプがオススメ。
布団乾燥機の売れ筋常連のカラリエはお値段お手頃でハイパワーです。
しかし、なかには濡れた布団を乾かすには弱いものもあるので800W以上のタイプが目安になります。
③ ホットカーペット乾燥
ホットカーペットを使用して布団を乾燥させる方法もあります。
この方法では、ホットカーペットの上に布団を広げ、温度を適切に設定して乾燥させます。
ホットカーペットの温度は高温にし過ぎないように注意。布団を傷めない程度に調整することが大切です。布団を時々裏返すことで、均等に乾燥させることができます。
④ 悪天候時の乾燥アイデア
悪天候で外に布団を干せない場合、布団乾燥機やホットカーペットない場合、室内での乾燥方法を工夫する必要があります。
例えば、扇風機やサーキュレーターを使用して、室内の空気の流れを良くすることが効果的。
他にも、除湿機を使用して室内の湿度を下げること。エアコンやストーブで部屋を暖めながら乾燥させることも有効です。
デシカント(ゼオライト)方式の除湿器は室温も上がるため、なかなか乾かない冬場の寒い時期ぴったりです。
窓際に布団を置いて自然の光と風を利用することも、特に冬場や外に布団を出せない時にいいでしょう。悪天候のときは様々なものを利用して濡れた布団を乾かしましょう。
⑤ 消臭・除菌方法
おねしょによる布団の消臭・除菌には、市販の消臭スプレーや除菌剤を布団に適量吹きかけることで、臭いや菌の除去を行うことができます。
天然成分を使用した消臭剤や、クエン酸やお酢を水で薄めた自然派の消臭剤も効果的です。おしっこはアルカリ性なので、酸性のもので中和するとニオイを緩和・消臭できます。
市販の消臭スプレーの代表格であるファブリーズやリセッシュは、素材がアルカリ性でも酸性でも消臭できるので、おしっこのアルカリ性を中和したあとに吹きかけても問題ありません。
消臭・除菌剤を使用する際は、布団の素材に合った製品を選び、適切な使用方法を守ることが大切です。
布団の定期的な日光消毒が、最も簡単にできる布団の消臭・除菌方法なので、おねしょした別日でも布団を干せれば天日干ししましょう。
⑥ 代替寝具アイデア
おねしょ後の布団が乾燥していない場合、代わりの寝具を用意しておくと便利。
布団が乾いていないこと以外にも、同じ日に数回おねしょをしてしまう可能性もあるからです。
例えば、スリーピングバッグやエアマットレスを使用することで、快適な睡眠を確保することができます。また、ソファベッドやリビングのソファを利用することも一つの方法です。
眠りが浅い、身体が冷えるとおねしょを誘発しやすくなります。おねしょの後も暖かく眠れるように準備しておきましょう。
おねしょ対策と予防
おねしょ対策と予防には、いくつかの重要なポイントがあります。
適切に対応することでおねしょの発生を減らし、子どもの心身の健康を守ることができます。
① 対策用品の選び方
おねしょ対策用品を選ぶ際には、子どもの快適さと安全性を最優先に考えることが大切です。
- スリーパーでお腹や身体を冷やさない
- おねしょシーツや防水マットは、防水性の高さ、肌触りの良い素材を選ぶことが重要。
- おねしょパンツはサイズが適切で、夜間も快適に過ごせるもの
おねしょの理由は様々ですが、こちらができる対処で一番シンプルなことは、「身体を冷やさないこと」です。身体が冷えるとおしっこが出やすくなる経験はありませんか?
これは冷えることで膀胱が縮み、身体が尿意を感じやすくなるため。スリーパーで身体を冷やさないことで、膀胱がまだ未熟な子供のおねしょ対策に繋がります。
おねしょシーツや防水マットは通気性よりも、いかに防水するかがポイント!
もともと肌触りの良いタイプもありますが、肌触りが気になるなら、防水マットと別に洗いやすいシーツカバーをつけると、おねしょから布団を守れます。
布団本体に水分が浸透しないので、子供が着替えているうちに防水シーツを交換すれば、スムーズに再び眠ることができます。乾燥機も使えるので、数枚持っておけば夜が快適に過ごせるようになりますよ。
おねしょパンツやズボンは布団が濡れるのはだいぶ防げますが、濡れた場合は非常に乾きづらく、洗濯してもニオイは残りがち。
濡れたときは布団同様、クエン酸などでおしっこのアルカリ性中和・洗濯・消臭・乾燥を行いましょう。
おねしょパンツはワイドハイターで付け置きしてもニオイが残りました。つけ置きで濃度は少し濃いめがオススメ。
3~5層のタイプでしたが、非常に乾きづらいので、使うなら替えも用意しましょう。
これらの対策用品を使用することで、おねしょ後の処理が容易になり、親も子供も安心して眠ることができます。
② 夜間ルーティン
夜間のルーティンを整えることは、おねしょ予防に非常に効果的。
就寝前には、子どもにトイレに行かせる習慣をつけることがもっとも重要です。また、夕食後の水分摂取を控えめにすることも、夜間の尿量を減らすために有効。
さらに、就寝前のリラックスタイムを設けることで、子どもの心身を落ち着かせ、深い睡眠を促進することができます。これらの夜間ルーティンを定着させることで、おねしょの発生を減らすことが期待できます。
③ おねしょ心理と対話
おねしょをする子供は、しばしば心理的なストレスを感じていることがあります。そのため、子供との対話を通じて、心理的なサポートを提供することが重要です。
子供がおねしょについて話しやすい環境を作り、叱ることなく理解を示すことが大切。 おねしょの原因や感情を共有することで、子供の不安を和らげることができます。
おねしょは子供が成長するに従い膀胱が発達することでなくなっていきます。しかし、おねしょが長引き、小学生になっても続くなら「夜尿症」の可能性が。
多くの「夜尿症」は何も治療しなくても毎年15%の子供が治るとされていますが、改善する年齢には個人差がでます。
ほとんどの「夜尿症」は病気ではありませんが、早めの受診で解決できることがあるので、気になる際は小児科や夜尿症を扱う医療機関に早めの相談しましょう。
「夜尿症」参考元:おとなとこどもの仙川泌尿器科
家庭での布団ケア
家庭での布団ケアは、快適な睡眠環境を維持するために非常に重要。
適切なケアを行うことで、布団の寿命を延ばし、毎晩の睡眠をより快適なものにすることができます。
おねしょの後も、適切に布団のケアをすることでニオイや布団の傷みの心配も少なくなるので、できるだけ行いましょう。
① 定期的なお手入れ
布団の定期的なお手入れは、快適な睡眠環境を保つために欠かせません。
布団は定期的に干して、湿気やダニを防ぐことが重要です。 晴れた日に布団を外に干すことで、太陽の紫外線がダニや菌を減少させ、布団をふっくらとさせます。
また、布団カバーやシーツは定期的に洗濯し、清潔に保つことが大切です。
これらのお手入れを定期的に行うことで、布団の寿命を延ばし、快適な睡眠をサポートします。
② 布団の寿命と買い替え
布団の寿命は一般的に約8年から10年とされていますが、使用状況やお手入れの方法によって異なります。布団がへたってきたり、汚れが目立つようになったりした場合は、買い替えを検討するタイミングです。
また、アレルギーの症状が出るようになった場合も、ダニやホコリが原因の可能性があるため、新しい布団への買い替えを検討しましょう。
新しい布団を選ぶ際には、使用する人の体質や好みに合わせて選ぶことが重要です。布団やマットの硬さや柔らかさは快適な睡眠環境を保つために、清潔さに合わせて非常に重要なポイントです。
③ プロによるクリーニングケア
家庭でのお手入れだけでは限界がある場合、プロのケアを利用するのも一つの方法です。
専門のクリーニング店では、布団の素材や汚れの種類に応じた適切な洗浄方法を提供しています。特に、水洗いが難しい羽毛布団や、大きな汚れがある場合は、プロのケアが効果的。
また、定期的にプロのクリーニングを利用することで、布団の寿命を延ばし、常に清潔な状態を保つことができます。プロフェッショナルなケアを利用することで、家庭でのお手入れでは難しい深い汚れやダニの除去が可能になります。
まとめ|おねしょの後の布団ケア
対象 | 対処法・ケア方法 |
おねしょ後の布団 | ・水分を吸収したあとに乾燥させる |
乾燥方法 | ・可能なら天日干しで自然乾燥 ・室内なら窓際に干して扇風機や除湿器を併用 |
悪天候時 | ・室内で扇風機、布団乾燥機、ホットカーペット、除湿器の併用 |
定期的な布団ケア | ・定期的に干して湿気やダニを防ぐ(布団乾燥機でもOK) ・カバーやシーツを定期的に洗濯 |
布団の寿命 | ・8〜10年で買い替えを検討 |
プロのクリーニング | ・クリーニング店の洗浄と布団乾燥を利用 |
この表は、家庭での布団ケアに関する基本的なポイントをまとめたものです。
おねしょ後の布団の対処法から始まり、定期的なお手入れ、布団の寿命と買い替え、プロのクリーニングまで、簡潔に説明しています。
おねしょに限らず、布団に溜まる湿気や水分は布団をダメにします。布団がダメになると、身体にも悪影響が出やすくなります。快適な睡眠をするため、子供の健康のためにも、布団の手入れはしっかり行いましょう。